今は ページ44
雪花side
全員が乗り終わってあと2秒ほどになった時
薬研くんと厚くんを黒い影が覆った。
“それ” はまるで
無理やり空間を裂いて出てきたようだった。
それはしなやかに地へ降り立つと
政府へと転送される一瞬手前に、
2人を此方側へと突き飛ばした。
薬研/厚「え……？」
2人の口から困惑の声が響いた。
私は、ばっと薬研くん達を押した人をみた。
そこに居たのは＿＿＿＿＿
雪花「つ、る………ま、る…さん＿＿？」
ありえない。
そう思わざるを得なかった。
その言葉しか思い浮かばなかった。
確かに鶴丸殿は私の少し後ろの方にいて、
さっきまで会話をしていたのに。
「こりゃ驚いた……」
そう。こうやって後ろで＿＿＿＿＿＿
雪花「え？」
思わず後ろを振り向いた。
そこに居たのは正真正銘、鶴丸国永であった。
思わず呆気に取られていると、
ガコンっと音がして一瞬浮遊感に見舞われた。
これは思い違いなどではない、
紛れもないエレベーターが作動した音で。
エレベーターが動く音がしたとほぼ同時に、
私達は政府の鳥居の前へと放り出されていた。
前の方にはやっぱり薬研くんと厚くんがいて。
向こうに取り残されたらしい鶴丸国永(仮)は
(当たり前だが)居なかった。
雪花「＿え？…………えーっと…。んん？」
私も絶賛困惑中だが、
薬研くん達はもっと困惑中だった。
薬研「＿＿厚。此処は………何処だ？」
厚「あーっと………。政府の、前。だな」
薬研「そうか…。夢、じゃないよな？」
厚「むしろ俺は夢であって欲しいなぁ…」
政府の鳥居の前に体育座りをして
膝に顔を埋める薬研くんと厚くん。
雪花「んーと……。
取り敢えず鶴丸さん。殴らせて下さい(にこ」
鶴丸「お、おいおい…。
君までおかしくなったか？」
雪花「いえ、貴方が本物か確かめようと…」
拳を構えて鶴丸さんの襟をさりげなく掴む。
鶴丸「いやいやいや！
だからって別に殴らなくても」
雪花「はい。行きますよー」
こんのすけ「さ、審神者様っ！
その方は正真正銘鶴丸国永殿で御座います！」
横からこんのすけくんが入ってきた。
雪花「あ、そうでしたか。
すみません。悪気はありました」
鶴丸「悪気はあったのか！？」
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のんのん(プロフ) - 傾国萌えのセネンさん» ご指摘有難うございます。分かりづらくて本当に申し訳ないのですが、優香は"態と"表記を変えております。誤解されやすい表記で申し訳ありません。理由は、後ほど(番外編で)明らかになっていく予定です。コメント有難う御座いました (2018年2月21日 21時) (
レス) id: 97f8702749 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - ページ１３で途中から名前が優香になっています。 (2018年2月20日 16時) (レス) id: e1547fa130 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - LEISさん» は、は、初コメ！！ありがとうございます！更新めっちゃ頑張ります！はい、単純です← し、失礼しました……。是非完結までお付き合い下さいな (2017年5月24日 18時) (レス) id: 7c16e0aa31 (このIDを非表示/違反報告)
LEIS - めっちゃおもしろい！！！！この作品完結するまで見る！！頑張ってください！！！！ (2017年5月24日 17時) (レス) id: bdc48586c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんのん | 作成日時：2017年5月5日 19時
