検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:52,320 hit

た、助けてくれよっ! ページ22

薬研side





薬研「さて、どうするか…」



審神者部屋へ向かいながら隣の厚と話し合う。





厚「薬研、お前スゲェな…。


今さっきまで全力疾走で走ってたのに
もう息も整ってて、

しかも大将を抱えて
普通に歩いてるだなんて…….。



お前、さては人間じゃないな?」





薬研「落ち着け厚。俺ら人間じゃないぞ」



数秒静まり返った空気。



響くのは俺達の足音だけ。

その空気を壊したのは厚自身だった。





厚「…………其処のアンタ。お前が後任か?」





薬研「(こいつ話し変えやがったな…)」



無理やり話を変えて目線を逸らした厚に
少なからず大将の癖を思い出す。



子は親に似る……かぁ





後任?「は、はい!私、雪花(セッカ)と申します!どうぞよろしくお願いします!」



そう言って後任は深々と頭を下げた。



そこに、
まるで空気を読めない声が掛かった。





鶴丸「な、なぁ。俺は帰っても___」





薬研「いいわけないだろ?鶴丸の旦那(^ω^)」



帰らせるわけが無いだろ。

逆にどう考えたら
その思考回路に辿り着くんだろうか。




そうこうしている内に、審神者部屋に着いた。





薬研「ほら、大将。

着いたぞ。起きてるだろ?」



俺っちがそう問いかけると、
ゆっくりと開かれる瞳。





A「むぅ...(´・ω・`)


もう少しで寝れたのに…」



どうやら寝起きの大将は
少し機嫌が悪いらしい。





厚「ほら、大将。
そんな事言ってないで、もうすぐ夕餉だぞ」



厚がそう呼びかけると
大将はまた少し不機嫌になった。





A「うぅ………(´・ω・`)


やだぁ……私は眠いの(`-ω-´)フンヌッ‼」



大将はそう言うと、

俺っちが抱きかかえてたのを抜け出して、
厚に抱き着いた。





厚「た、大将…」



厚が苦笑を零した。




大将は寝起きが悪い訳では無いんだが、
目が覚めるのに結構時間が掛かる。


大将は毎朝一番早く起きて
目が覚めるまで暫く部屋を徘徊して、←

大将が覚醒した頃に
主を起こす係が呼びに来るから

他の奴らは絶対に知ることはないだろう。


俺っちと厚は、

他の本丸に移る夜は
一緒に大将の執務室で寝てたから

もう慣れたも同然なんだよな…。





薬研「こりゃあ、後30分は掛かるな……」



厚と俺は、
つい、はぁ…と溜息を零した。

駄目だ!あれは駄目なんだっ!→←いい加減にしてくれよ(泣)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
105人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のんのん(プロフ) - 傾国萌えのセネンさん» ご指摘有難うございます。分かりづらくて本当に申し訳ないのですが、優香は"態と"表記を変えております。誤解されやすい表記で申し訳ありません。理由は、後ほど(番外編で)明らかになっていく予定です。コメント有難う御座いました (2018年2月21日 21時) (レス) id: 97f8702749 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - ページ13で途中から名前が優香になっています。 (2018年2月20日 16時) (レス) id: e1547fa130 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - LEISさん» は、は、初コメ!!ありがとうございます!更新めっちゃ頑張ります!はい、単純です← し、失礼しました……。是非完結までお付き合い下さいな (2017年5月24日 18時) (レス) id: 7c16e0aa31 (このIDを非表示/違反報告)
LEIS - めっちゃおもしろい!!!!この作品完結するまで見る!!頑張ってください!!!! (2017年5月24日 17時) (レス) id: bdc48586c9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のんのん | 作成日時:2017年5月5日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。