失敗した ページ19
Aside
A「それでは……参ります」
私がそう言って狐の面を顔に付けると、
後ろの2人は小さく頷いた。
『ガラガラガラ』
担当「失礼します」
掃除長「うお、こりゃひでぇー有様だな」
2人はそう言うと、
私がいる部屋までずんずんと歩いてきた。
担当「おお！これはこれは最高責任者様！
御会い出来て誠に光栄でございます」
掃除長「ここの処分対象は
お嬢の担当でしたか。お疲れ様です」
私は2人の言葉に少し頷いて、
無言のまま元審神者に指を指した。
掃除長「これが今回の処分対象スっか…」
掃除長がそう言うと、
突然背後から殺気が膨れ上がった。
私は咄嗟にきーちゃんを抜き、対抗した。
？「おうおう、最高責任者様はいいよな〜。
こんなに処分しても咎められやしないんだからな」
A「………」
確か……
この人は笹原さんの空いた席に勝手に居座った
盈虧(ｴｲｷ)…と言う名だったような………
担当「貴様！最高責任者様に向かって
何様のつもりだ！刀を降ろせ！」
盈虧「何様？俺は俺様だよ。屑は黙れや」
掃除長「おい！
こんな所で物事沙汰を起こすなよ！」
担当/盈虧「糞が/ッチ」
盈虧「あ、そうそう。忘れてたよ。
最高責任者様ァ？
…………その後ろのもんはなんだ？」
盈虧はそう言うと、自分が持っている刀を2人目掛けて精一杯振り下ろした。
A「………刀を抑えなさい」
私は盈虧の刀を抑えながら言った。
A「………ッチ」
私がそう言っても、盈虧の刀は抑えるどころかむしろ私が押されてしまっている。
しょうがない…
これだけは使いたくなかったのだけれど
仕方が無い
一大事には変わらないのだから……
私は一瞬盈虧の刀を弾くと、
詞を唱えた。
A『我が主、汝ら命持ちたる
刀剣男士よ
付喪神よ
今こそ出て来て我に力を貸したまえ』
私がそう唱えると辺りは光に包まれ
私の所持刀全てが顕現した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「刀剣乱舞」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のんのん | 作成日時：2017年1月30日 21時
