【刀剣乱舞】その審神者、政府の役人なり【ブラック本丸】 (ページ15)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:146,306 hit

御加護がありますようにページ15

Aside

～夜～

優香「それでは、最終確認を致します。

刀解を望む方は前へ進み出下さい」

私がそう言うと、大体の刀が前へ出た。

優香「残るのは……
今剣殿、岩融殿、三日月宗近殿、石切丸殿、鶴丸国永殿、一期一振殿ですね」

三日月「異論者はいるか？」

三日月宗近殿がそう言うと
シーンと辺りが静まった。

優香「いない…ようですね。

それでは、先に刀解致しましょう。

刀をこちらに」

私はそう言って近くの畳を叩いた。

ゾロゾロと刀が丁寧に一つ一つ置かれていく。

その一つ一つをしっかりと見定め、
ゆっくりと深呼吸をした。

A『ゆらりゆらゆらゆりゆられ

天におはす神よ今、その元に神来たり

心傷負い苦しんだ儚き命、戻ります

ゆらりゆらゆらゆりゆられ』

私はそう唱えると

重く、苦しい雰囲気の中で詞を紡ぐ＿＿＿

A『刀剣刀解』

？『その儚き命、しかと来たれり』

その声が聞こえると、周りが光に包まれて＿＿

刀剣が消えた＿＿＿＿＿

三日月「……心地よい、詞だな」

優香「ありがとうございます」

石切丸「さて、残った刀はどうするんだい？」

優香「その前に、私の鈴を知りませんか？」

一期一振「そのような物は
見かけませんでしたが…」

鶴丸「ん？鈴ってこれの事か？」

鶴丸国永殿はそう言うと、
懐から一つの鈴を取り出す。

石切丸「ああ、それなら私も持っているよ」

はい。っと石切丸殿が手渡しする。

優香「………二人、ですか」

三日月「ん？どうかしたのか、人……神の童」

優香「その鈴は、私の霊力で作られています。

見るべき者の為の見るべき物……。

その鈴にはそのような術が施されています。」

鶴丸「見るべき者の為の見るべき物……」

石切丸「つまり私達には見るべき物だった
訳だね」

優香「そうです。

その鈴には設定値を超える殺気、殺意等が
放出された時に出現するものです。」

全「え？」