序章 ページ21
「ん……」
カーテンから差し込んだ暖かい光が、私の顔を明るく照らす。
それが眩しくて、ゆっくりと目を覚ました。
次第に朧気に蘇る夢。
何だか嫌な夢を見ていた気がする…。
そんな事を思いながら部屋を出て、憂鬱な気分のままリビングへと降りる。
すると、今まで感じていた暗い感情は
美味しそうな朝ご飯の匂いで掻き消された。
お母さんがおはようと明るい笑みを浮かべ、私の朝食を用意してくれる。
お父さんは、行ってきますと微笑み頭を撫でてくれる。
「お母さん、ありがとう。頂きます。
お父さん、行ってらっしゃい」
私の、いつも通りの日常だった。
支度を終え、鞄を持ち、行ってきますとお母さんに伝え、家を出る。
振り返ってみると、大きな白い一軒家。
私の家だ。
悪夢を見たのが嘘だったかのように心が軽い。
夢の話を皆にして、面白可笑しくしてもらおう。
「ふふっ」
想像したら自然と笑みが零れてしまう。
私は少し早歩きで学園へと向かった。
クラスメイトに会うために。
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☆?(?v?。)(プロフ) - ええ〜!これからどうなるんだろう…皆と会えるのかな…?読んでて本当に楽しくて一気読みしてしまいました。更新待ってます! (2023年1月6日 1時) (レス) @page25 id: 55f21e1ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 凄く好きです!更新楽しみにしています。 (2022年6月10日 2時) (レス) id: db5b18e24f (このIDを非表示/違反報告)
枢戸(プロフ) - 粉雪さん» 暫く時間が空いてしまいましたがこれからまた毎日少しずつ更新していければなと思います。今日もありがとうございます。 (2021年5月7日 1時) (レス) id: 8715b54326 (このIDを非表示/違反報告)
粉雪(プロフ) - 更新お疲れ様です!そこで助けに入るのはまじでイケメンすぎる…次回の更新も待ってます (2021年5月7日 0時) (レス) id: 1b838ad70c (このIDを非表示/違反報告)
枢戸(プロフ) - らさん» Twitterにまで興味を持って頂けて嬉しかったです。ご縁があればTwitterで繋がれればと思います。 (2021年4月25日 9時) (レス) id: 8715b54326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枢戸 | 作成日時:2020年12月24日 0時