__無防備_kwkm ページ4
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彼目線の、おはなし。
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【今日泊まらせて】
お風呂を済ませて寝支度をしようとした直後に、メッセージ受信の電子音と共に表示される一文。
立て掛けてある時計に目をやると、直に日付が変わりそうな時刻。
川上｢またか、｣
Aからこういった内容の連絡が来る時は、決まってサークルの飲み会のあと。
直接話した方が早いと思い、通話画面を表示させ タップしようとすると、
川上｢ぉわっ｣
｢え、どした｣
川上｢どうしたじゃないよ、今掛けようとしてたの｣
突然向こうからの着信を知らせる画面に切り替わったせいで、強制的に始まる通話。
いや、別に電話かけようと思ってたからいいんだけども。
川上｢…で、今どこなの｣
｢川上くんの家の近くのコンビニ。
あと2分で着くかな｣
受話器越しに聞こえるその声は、何度聴いても慣れなくて。
なんで俺を頼ってくれるのか、男として見られてはいないのかとか今までめちゃめちゃ悩んできた。
川上｢分かった、待ってる｣
｢は〜い｣
でも、今のこの関係を壊したくないという惨めな言い訳によって、直接それを本人に確かめる段階までは踏み出せずにいる。
通話終了の文字を映した画面を落とし、それをテーブルの上に置くと同時に扉をノックする音が小さく聞こえた。
川上｢開いてるよ｣
｢知ってる｣
お邪魔します、とだけ言ってまるで自分の家のように洗面所へ直行し、
｢お風呂借りるね｣
川上｢はいはい、着替え用意しとく｣
｢ありがと｣
これもまた、日常茶飯事。
もう慣れっこ。
川上｢まじで危機感ないんだね｣
シャツを用意するのにリビングへ戻り、独り言が漏れる。
Aはそんなんだから、俺の気持ちにも気付かないし、平気で男の家に上がり込んでくるんだろうな
ぶつけようのない怒りとは裏腹に、洗面所には上機嫌な鼻歌とシャワーの水音が響いていた。
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れいな(プロフ) - 初めまして！いつも愛読させてもらっています！！毎回とてもきゅんきゅんさせていただいてます笑 お願いと言ってはなんなのですが、砂川さんのお話を書いてほしいです！リクエスト募集していないのに申し訳ないですが是非お願いします！！！ (2019年3月11日 16時) (
レス) id: 1fbdf480cc (このIDを非表示/違反報告)
セロリ(プロフ) - 須貝さんがカッコいい...っ長編ぜひ読みたいです！ (2019年3月7日 21時) (レス) id: 6dd50ffb18 (このIDを非表示/違反報告)
りてゃん(プロフ) - 桃ミルクさん» 素敵な文と言って頂けて嬉しいです、、ご意見ありがとうございます、長編だとどうしてもネタが尽きる恐怖がありますが(苦笑)、必死に考えてます！ (2019年3月7日 20時) (レス) id: cb93f1d9ee (このIDを非表示/違反報告)
りてゃん(プロフ) - 晴さん» 須貝さん素敵ですよね、、。長編、ストーリーを試行錯誤している段階です！ (2019年3月7日 20時) (レス) id: cb93f1d9ee (このIDを非表示/違反報告)
りてゃん(プロフ) - 大福さん» 河村さんのお話、自分自身納得がいっていませんでしたが、、そう言って頂けて本当に嬉しいです、励みになります(；＿；) 更新頑張ります！ (2019年3月7日 20時) (レス) id: cb93f1d9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ太 | 作成日時：2019年3月5日 17時
