やまだぬきになりたい【うらたぬき】

11話 ページ19

〜月曜日〜

母「朝食出来た〜」

最近お母さんの少し語彙力が無くなってきた気がする。

父「今日から出張だから」

そしてお父さんは家を空ける事が多くなったような。

母「いってらっしゃい」

『いってらっしゃい』

翔「いってら」

兄の翔真は通常運転、もちろん私も。

そう…この兄妹はどんな時でも通常運転。

では無くて…今日は！今日は！！

『学校に課題忘れたからもう行くね。行ってきます』

なんといつも課題を見せている側の私が課題学校に忘れた。

しかもその教科は一時間目。

終わった。

まぁ間に合うように全力を尽くそう！

〜学校〜

彩「おっは〜！」

学校について猛ダッシュで階段を上がり教室に入る。

『おは…』

彩「なんか疲れてる！？」

『課題を学校に忘れてたんだよね…今からやらなきゃ』

彩「俺氏の見る？」

『見る』

お言葉に甘えて。これは写すしかないね！！



ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

『…終わった！やったね沙奈ちゃん！』

沙「やったね」

沙奈ちゃんが途中でやって来て一緒に彩音のを写したとさ。


今日の事件はそれだけ。

え、少ないって？

じゃあ、いつも通りクラスの男子が煩かった事でも話す？←


〜帰宅〜

『ただいまー』

母「おかえりー」

なんと、お母さん元通り。


翔真said
※うらたぬきさんの家に行った時の回想

OKを貰った為、早速うらたぬきさんの家へ。

いや、家何処だよ。

雲あの家何処ですか

数分後

うらたぬきごめん!駅まで行くから!

駅も何処の駅か知らないけど近くの駅行っておこう。



駅到着！でも、駅の入口2つある…しかも駅間違ってたら元も子もない。

2つある入口ならその中間位で待っておこう。

翔「うらたぬきさん…何処…」

俺はうらたぬきさんの顔知ってるけどうらたぬきさん俺の顔知ってるかな。

知らないな(確信)


あ、なんか探してる身長低くて目が細い人が近くに…。

そう、うらたぬきさん。

翔「俺でーす、気付けー(ﾎﾞｿｯ)」

じっと見つめる作戦。

翔「たぬきさー……ん、あ」

浦「あ」

目と目があう瞬間ってこれだな。

うらたぬきさんこっちに向かって走って来てる。

翔「うらたぬきさんですよね？俺が雲です」

浦「あ、うらたぬきです。渉でも何でも呼んでください」

翔「俺の方が年下なので敬語じゃなくて良いですよ」

浦「そう？でも、雲さんだけ敬語って肩苦しいような」

え、いきなりタメ口で良いですよパターン？

初対面なのに良いんですか。

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