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｢は？｣
『ひッ…』
初めて彼が怒る顔を見た。
手足が震えて今すぐにでも腰が抜けてしまいそうな程怖い
でも、そんな事が彼にバレたらきっと迷惑だろうから絶対に泣かないし，震えないように必死に下唇を噛み耐える
｢電話くらいよこせや｣
『ご、ごめんなさい…』
｢玄関に置いてある紙袋は？｣
『あ、あれはゾムさんから借りた服です
今日洗って明日返そうかなぁ〜と思いまして…』
｢俺が持って行ったるからAはせんでええよ｣
『え、いや…そんなんコネシマさんに悪いし』
｢後、A｣
『は、はいっ！』
｢そろそろその呼び方変えたらどうや?結婚してるんやしそろそろ苗字じゃなくてあだ名とか名前とかあるやろ｣
彼の口から結婚という言葉が聞けて少し嬉しい。
『え、えっとぉ…孝行さん』
｢…微妙やな｣
私の呼び方がいけなかったのか，彼は微妙だと答えた。
昨晩の事を話してから孝行さんが私の側を離れてくれない，ゾムさんの服は即取り上げられ今は洗濯機の中。なぜ突然こんな事になったのか暫く考えてみる。
『……あ、もしかして嫉妬ですか？』
｢ぶッ｣
飲んでいたお水を吹き出し机が少し汚れる
｢な、何言うてんねん，そんなんとちゃうわ｣
『で、ですよねぇ…』
残念そうに言うと彼は少し照れ臭そうに言った
｢……嫉妬したって言うた方が良かったか？｣
突然の上目遣いに胸がキュンと高鳴り顔が赤くなるのが分かる
『か、からかわないでください!』
｢じょーだんや 冗談｣
ケラケラと笑いながら言う彼にまたときめいたのはきっと気の所為だろう
久しぶりに彼と結構話したお陰で仕事の疲れが全て吹っ飛んだ様な気がした。なんとなく今なら旅行の事を話せるかもと思ったその時，私の携帯がバイブ音を鳴らしながら振動する
『あ…ゾムさんからだ』
電話を出ようとした時孝行さんに携帯を取られる
『えっ?』
｢もしもし？｣
ゾムさんと話す彼は何処か真剣で直ぐに何か大事な事を話していると理解した。
しばらくして電話を切った孝行さんが私に携帯を返しこう言った。
｢そう言えばAと1回もした事無かったな｣
『…はい？』
｢来週旅行行くから予定空けとけよ｣
突然言われるもんだから言葉の意味を理解するのに少し時間が掛かった。
『ら、来週って早すぎません？休み取れるかどうか分かんないんですけど…』
｢俺が会社の方に連絡する｣
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らいちゃま*。(プロフ) - すいーさん» 有難うございます!!初めてランキング3位になれたのでめっちゃ嬉しくてもう主ボロ泣きです笑 (2023年4月22日 10時) (
レス) id: bb93c66be6 (このIDを非表示/違反報告)
すいー - 完結おめでとうございます！！過去最高ランキング3位もおめでとうございます！ (2023年4月13日 4時) (レス) @page21 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
らいちゃま*。(プロフ) - すいーさん» ホントですか？！有難う御座います!! (2023年4月9日 9時) (レス) id: bb93c66be6 (このIDを非表示/違反報告)
すいー - めっちゃ面白いです〜！！！この先どうなっていくのかすごく楽しみです…！！！更新頑張ってください！ (2023年4月9日 8時) (レス) @page7 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金平糖 | 作成日時：2023年4月7日 23時
