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「…心の準備は？」
『とっくの昔に出来てますよ』
「なら、ええわ」
ちゅっと最初は軽く触れるだけのキスから段々と長く甘ったるいとろけるようなキスになっていって頭がボーッとする，何も考えられない様な不思議な感覚に包まれた
「キスだけでもうこんなにトロンとした顔になるんやなぁ…もしかして初めてなん？」
『孝行さん意外とはした事ないですっ…』
語尾にハートがつきそうな程とろけてしまっている
「ホンマに嫌やったら殴るなり突飛ばすなりしろよ？無理やりするのなんか好きやあらへんからな」
口は悪いが彼なりのこれは優しさだ，嫌なはずが無いのに私を気遣ってくれる気の利く彼に惚れたんだ，こんな人どこを探しても彼だけだと思う
服に掛けられた彼の手は手品の様に器用に脱がされた，あっという間に下着だけの姿になったのが恥ずかしくて思わず手で体を隠してしまう。
「隠されたらやりずらいねんけど…しゃぁないな」
『…えっ?ちょ、これなんですか？！』
彼は私の両腕を頭の上に挙げ自身のベルトを外しそれを私の手首につけ，軽く締める
『(無理やりはやだって言ってた癖にこれじゃぁ無理やりやってるのと変わり無いじゃんか…！)』
「好きやで」
『私もです』
私のおでこにキスをし下着をずらす，どうやら下着はつけたままするらしく全裸より恥ずかしい
「…ええ眺めやな」
恥ずかしさのあまりに少し涙が溢れ出る，それを見た彼は眉を八の字にし何かを考える。
「怖いか？」
『怖くは無い，ですだけど、恥ずかしいのでちょっと…』
そう言うと彼は安心したように微笑み優しく私を抱き締める，彼の匂いが広がり心が温もった。
その後彼と繋がれることは無くもう一度お風呂に行き，彼と別々の布団で眠りにつく。
ここまでしたのにまだ彼は私を最後まで抱いてくれない，なんでそこまでしてくれないのか疑問に思うし、またなぜ私と結婚したのか，なぜ私を選んだのか分からなくなる。何でもかんでも疑問に思ってしまう自分が嫌いだ，きっといつかこの関係が崩れてしまうのは私の性だろうな…壊したくない崩れて欲しくない，そう思うしか私には出来なかった。
これから先もずっと彼の隣で人生を歩んで行きたい，それ程彼に自惚れているのだ。
『はぁ…なんでいつも結果はこうなんだろ』
どれだけ上手くいってても最終的にはどん底に落ち，暗くなる。どれだけ運が悪いのかそれともこれが普通なのか良く分かんない
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らいちゃま*。(プロフ) - すいーさん» 有難うございます!!初めてランキング3位になれたのでめっちゃ嬉しくてもう主ボロ泣きです笑 (2023年4月22日 10時) (
レス) id: bb93c66be6 (このIDを非表示/違反報告)
すいー - 完結おめでとうございます！！過去最高ランキング3位もおめでとうございます！ (2023年4月13日 4時) (レス) @page21 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
らいちゃま*。(プロフ) - すいーさん» ホントですか？！有難う御座います!! (2023年4月9日 9時) (レス) id: bb93c66be6 (このIDを非表示/違反報告)
すいー - めっちゃ面白いです〜！！！この先どうなっていくのかすごく楽しみです…！！！更新頑張ってください！ (2023年4月9日 8時) (レス) @page7 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金平糖 | 作成日時：2023年4月7日 23時
