11 ページ11
，
彼に選んで貰った服を着て今日はいつもよりもオシャレをしメイクもヘアセットも可愛くした
「準備出来たか？」
『はい，お待たせしました』
私の姿を見た彼は一瞬目を大きく見開いたが直ぐにいつもの顔に戻りニコッと笑った
「ほな、行こか」
彼に手を引かれ車に乗せてもらう。彼の運転はこれで2回目，いつもより安全運転で景色がゆっくりと綺麗に流れる晴天の空は私の心をワクワクと高鳴らせた。
「今から海の方に行くからもっといい景色見れるで」
『…!ホントですか?楽しみです』
海，私の好きな場所だ，彼との初めてデートした所も海だったので思い出の場所でもある
「横じゃなくて前見てみ」
孝行さんに言われた通り前を見ると目の前には視界に入り切らないほどの広い海，太陽の光に反射しキラキラと星空の様に輝く海は凄く綺麗で見惚れてしまうほどだった。
『綺麗…！』
「せやろ？」
ニカッと歯を見せて笑う彼の横顔にキュンっと胸が締め付けられ思わず赤面して顔を下に向けてしまう程魅力的でかっこよかった。
嗚呼，私は彼のこう言う所に惚れたんだなと改めて実感した。
「浜辺まで行ってみるか？」
『良いんですか…?』
「泳ぐ事は出来へんけど，浜辺を歩かせる事ならさせてあげれるからな」
季節外れだが彼と一緒に浜辺まで降りていった，足元には貝殻等が落ちていた。
『覚えてたんですか？私が海が好きなの…』
「当たり前やん」
彼はそれだけ言うと私の手を引き海辺まで連れていった
『冷たっ』
「足元見てみ」
『…小魚？』
「ネットで調べたんやけどここ海辺まで魚がおるらしいわ｣
私の為に調べてくれたのかは分からないが心がふわふわと温もった
『そういう所好きですよ』
私は人の為にここまで頑張れる彼に惚れたんだ，だから彼と離れたくは無いし離婚もしたくないんだなと実感する
「なっ…ちょ、ホンマにいきなりはビビるわ，そう言うんはほんとに思った時だけ言うもんやで」
耳まで真っ赤にした彼は口を手出をさえていた
『本気で思ってるから言ったんですよ?』
「…マジ？」
『マジです』
彼の顔が段々と近ずいてくる
『(こ、これは…私が求めていたあれなのかな？)』
目をギュッと瞑るといつまで立っても想像していた感触はこなくて変わりにケラケラと笑う彼の笑い声が聞こえた
「なんや，キスするとでも思ったん？」
小悪魔の様に笑う彼に顔を真っ赤にして睨みつける
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らいちゃま*。(プロフ) - すいーさん» 有難うございます!!初めてランキング3位になれたのでめっちゃ嬉しくてもう主ボロ泣きです笑 (2023年4月22日 10時) (
レス) id: bb93c66be6 (このIDを非表示/違反報告)
すいー - 完結おめでとうございます！！過去最高ランキング3位もおめでとうございます！ (2023年4月13日 4時) (レス) @page21 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
らいちゃま*。(プロフ) - すいーさん» ホントですか？！有難う御座います!! (2023年4月9日 9時) (レス) id: bb93c66be6 (このIDを非表示/違反報告)
すいー - めっちゃ面白いです〜！！！この先どうなっていくのかすごく楽しみです…！！！更新頑張ってください！ (2023年4月9日 8時) (レス) @page7 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：金平糖 | 作成日時：2023年4月7日 23時
