7話目 ページ9
Aside
迅さんはみんなに話しかけて雰囲気をよくしている。
それを三雲くんは不思議そうに「迅悠一......」と呟いている。
「三雲くん」
「！」
「ひとつ訊いていいか」
「え、はい」
「昨日警戒区域でバラバラになっていた大型ネイバー、あれもきみがやったのか？」
「えっ......！？」
「現場付近で保護した中学生は君の同級生だった。そして昨日あの場所に正隊員はいなかった。きみがやったと言うなら腑に落ちる」
わかりませんって言って、と私は目で訴える。
ここではい、と答えたらきみがネイバーをかくまってるのがバレるよ、と。
私がなんで三雲くんがネイバーをかくまってることを知ってるか。
それは、さっきの女の子が泣いてる記憶と一緒にもうひとつ見えた記憶。
多分このふたつは同じくらい三雲くんの印象に強く残っているんだろう。
白い髪の男の子が大型ネイバーを吹っ飛ばす記憶。
記憶を見る限りいい子そうだった。
「...............はい、ぼくがやりました」
あーあ。
「そうか、疑問が解けた。ありがとう」
三雲くんが頭を下げて会議室から出ていく。
「城戸司令、うちの隊で三雲を見張らせてください。三雲はネイバーと接触している疑いがあります」
『......！』
「ほう、どういうことだ？」
「今日学校で回収したモールモッドは三雲本人のトリガーで倒されていました。しかし昨日のバムスターからはボーダーのものでないトリガーの反応が検出されています。ボーダーのものでないトリガー、すなわちネイバーのトリガーです」
「......なのに彼はそれを「自分がやった」と言っている、か」
「A、お前は三雲に会った時にネイバーに関する記憶は見えたか？」
動揺するな、落ち着け。
三雲くんを庇いたいという気持ちはあるが、ここで嘘をついたのがバレた場合、確実に私の評価は下がる。
『...ネイバーの姿をハッキリとは捉えられませんでしたが、三雲以外の「誰か」が大型ネイバーを倒した記憶なら確認しました』
「証拠は挙がっています。すぐにボロを出すはずです」
「なるほど、任せよう」
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天(プロフ) - 皇海 宙さん» ありがとうございます！！うれしいです！！まだ完結していませんが、よろしくお願いします！！ (2020年3月23日 13時) (
レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
皇海 宙(プロフ) - ワートリ大好きなんで、思うところがありました...。続きが気になるので、part2,3読んできますね！w (2020年3月23日 13時) (レス) id: 38af579ced (このIDを非表示/違反報告)
天(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (2019年12月31日 13時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
天(プロフ) - YUKARI♪さん» 見てくださってありがとうございます！！楽しんで見ていただけていたら幸いです！！ (2019年11月23日 18時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天（元れたす。） x他1人 | 作成日時：2019年9月14日 14時
