27話目 ページ30
Aside
それから数日、私は毎日いつもより何倍も静かな学校と家ですごしていた。
家だけじゃなく学校まで静かだとさすがにテンションが下がる。
もともとそんなに上がるタイプではないけど。
そして、今いるのは本部。
城戸さん派の人達が待ちに待っていた遠征組のお出迎え、という訳だ。
ゲートがバチバチと音を立てて空き、遠征艇がゆっくりと着陸する。
着陸してからしばらくすると、遠征組が降りてくる。
最初に降りてきたのは太刀川さんだった。
『太刀川さんおかえり』
「おー、ひさしぶりだなー！」
ちょっと心配してたのを後悔するくらい元気そうでなにより。
まあこの人は遠征くらいどうってことないんだろうが。
次々と降りてくる遠征組を眺める。
私は全員揃ったところで、声をかける。
『お疲れ様です、城戸司令がお呼びです。各隊隊長は会議室に向かってください』
「おーおー、A。相変わず堅苦しーなー、もーちょい気楽に行こうぜ」
当真さんがお気楽すぎるんですよ、と言おうとしたが、万が一城戸司令に音声が届いていたらと思うとめんどくさいから微妙な顔をして、
『仕事中ですから。』
と言って流した。
各隊の隊長と(冬島隊は冬島さんがダウンしてるため当真さんが来ているが)会議室に向かっている。
「A〜、元気だったかー？」
『太刀川さんそれ後で聞いてください』
「あいっかわらず本部にいる時は堅苦しーなー」
『当真さんと同じこと言わないでくださいよ』
「キャラ付け凄いよなー」
当真さんがそう楽しそうにそう呟くと、太刀川さんもうんうん、と頷いている。
『聞いてます？』
「お前らは静かに出来ないのか」
『え、風間さんそれもしかして私も入ってますか』
「...さあな」
えええ、とつぶやくと、太刀川さんがにやにやしていた。
そして、会議室の前に到着した。
太刀川さん達と話したことで一瞬だけ素に戻りかけたのを元に戻し、ドアを開ける。
『城戸司令、お待たせ致しました。各隊隊長を呼んできました。また、冬島さんは隊長が優れないということで代理で当真さんが来ています』
その私の言葉を合図にゾロゾロと隊長が入ってくる。
私、この会議に参加する意味あるのかな......
私が会議の度に思うことを今日もまた考えていた。
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天(プロフ) - 皇海 宙さん» ありがとうございます！！うれしいです！！まだ完結していませんが、よろしくお願いします！！ (2020年3月23日 13時) (
レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
皇海 宙(プロフ) - ワートリ大好きなんで、思うところがありました...。続きが気になるので、part2,3読んできますね！w (2020年3月23日 13時) (レス) id: 38af579ced (このIDを非表示/違反報告)
天(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (2019年12月31日 13時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
天(プロフ) - YUKARI♪さん» 見てくださってありがとうございます！！楽しんで見ていただけていたら幸いです！！ (2019年11月23日 18時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天（元れたす。） x他1人 | 作成日時：2019年9月14日 14時
