太宰くんは逆らえない

九頁 ページ9

.





「〜〜〜♪」







まさかAさんが僕に対してあんなことを思っていてくれてなんてなぁ〜

·····よく本当にわかってるねあの人は、飴と鞭の使い方がよく分かってるよ

まぁでも、Aさんが飴を僕に与えるなんてなぁ、首領の入れ知恵かな、首領の言うことをAさんが素直に聞くなんて珍しいな〜







「おい太宰、お前こんなとこで何やってんだよ、Aさんはどうした」




「Aさんなら執務室で新しく配属された部下と書類整理中だよ全く、僕のAさんなのにさ〜」




「お前昨日のテンションはどうした、もう昨日のことが嘘かのような雰囲気じゃねぇか」




「いやぁ〜、やっぱりAさんの1番は僕なんだなぁって実感しただけさ」




「あ、そうか、よかったな」




「えなに急に冷たい、あ！わかった、もしかして中也僕に嫉妬してるんでしょ、Aさんの1番は俺なのに〜って！」






なぁんだ、中也なんだかんだ可愛いとこがあるじゃあないか、Aさんが好きで態々僕に嫉妬なんて···中也もまだまだだねぇ







「違ぇよ馬鹿か、只任務のこと考えてただけだわ」




「ま、そうだよね、中也は任務大好きだもんね、じゃ、僕はこの書類を首領のところに届けなきゃだから」




「ハイハイ、·····階段でずっこけて死ね(((ﾎﾞｿ」



「昇降機使うので死にませーん！」



「じゃあ昇降機と一緒に落下して死ね！！」




「君は馬鹿なんじゃないの？」






さ、後ろの煩い蛞蝓は無視して早く最上階に行くか、





.

十頁→←八頁

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す