98話 ページ9
貴女side
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あの毒の危険な所は一滴でも食らったら終わりなこと。
近付けば毒に触れる危険が増し、後退の速度を上げてしまうと、ルフィに危険が及ぶ。
なら狙うべきは両の足ね……！
貴「“不可避の(ｵﾝﾌｪｱﾏｲﾄﾞﾘｯﾁ)”……」
ﾏｾﾞﾗﾝ「似た攻撃が二度も通用すると思うな！！！」
強力な斬撃を、マゼランは高く飛び上がって見事に躱した。
けれど私だって二度も通用するなんて、思ってないわよ。
貴「舐めないでくださるかしら？署長さん……！！」
ﾏｾﾞﾗﾝ「何……？」
私が飛ばした斬撃は一つじゃないわ。
一つ目を避けても、すぐ後ろに第二波が隠れてる。
それに二つ目の斬撃は少し特殊。
貴「……“刃(ｸﾘﾝｹﾞ)”！！」
ﾏｾﾞﾗﾝ「ぐうあっ！！！」
斬撃はマゼランが着地する前に、ひとりでに飛ぶ方向を変えて、見事に彼の脚に命中した。
貴「追尾型斬撃ってとこかしらね」
膝をついて動きを止めたマゼラン。
今の内にルフィ達を追わなくちゃ。
そろそろ軍艦は奪えた頃かしら……？
貴「あ、署長さん。頭上にお気を付けて」
ﾏｾﾞﾗﾝ「……っ！！？」
一手目と二手目の斬撃で、フロアは大分傷付いて脆くなっている。
そして丁度マゼランの頭上に瓦礫が迫るように、じき崩れ落ちるわ。
対するマゼランは脚にダメージを負って動きが制限されている。
貴「大分時間は稼げたかしらね」
こんなことでやられるような男じゃないわ……
私はルフィの元へ急いだ。
マゼランがやられても、毒の侵食は止まらないもの。
貴「ルフィ！！軍艦はある！？」
ﾙﾌｨ「姉ちゃん！！それがまだだって……！！」
貴「マゼランは止めてきたけれど、すぐ追ってくるわ！」
ﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ……ﾎﾞｺﾞｫﾝ！！！
ﾙﾌｨ「え！！？イワちゃん！！？」
天井を壊して落ちてきたのはイワさんとイナズマ。
一先ず無事を喜びたいけれど、今は一刻を争うわ。
小電伝虫でジンベエさんから連絡が届き、軍艦は奪えたものの、距離があるという。
ｼﾞﾝﾍﾞｴ「そのまま海へ飛び出せ！！全員を海に突き落として構わん！！！その後の事はわしに任せろ！！！」
反対する囚人とは違い、エースの友達だからとジンベエさんを信じるルフィ。
起きたイワさんの顔面にしがみつき、ウインクで海に落ちた先には────ジンベエザメの群れ。
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ラキ(プロフ) - 優里さん» 優里さんコメントありがとうございます(*' ')*ぜひこれからの展開もお楽しみください(*´`*) (2018年2月23日 21時) (
レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - エースと主人公の恋の展開がこれからどうなるかが気になります！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: 8167dd067d (このIDを非表示/違反報告)
ラキ(プロフ) - リツさん» リツさんコメントありがとうございます！これからもお楽しみ頂けるよう努めますね(*^^*) (2018年2月11日 13時) (レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ラキさんの作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年2月11日 8時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィアンマ | 作成日時：2018年2月11日 1時
