132話 ページ43
エースside
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あいつの近くに行かなくちゃいけねェのかよ……いやおれは良いけどよ、Aを近づけんのが嫌だ。
あーーでもここで渋ったらマルコが怖ェな……
ｴｰｽ「……おう」
導く者「えっ……男じゃ……あっスミマセン勘違いしました！！！」
おれをオヤジの言う娘だと勘違いしやがったぞあいつ！！！
後で殴っていいか？
ムカついてAの顔が見えにくい様に抱えてたのがオヤジにバレて、背中を押された。
ｴｰｽ「おわっ」
導く者「あれ……！？」
眠るAの顔を覗き込んだ導く者は、目を見開いて、口もあんぐりとさせた。
導く者「ええっ！？お嬢さん！！？どうしたんですか！！まさか死ん……」
「「「いや、生きてるよ！！！」」」
導く者「……失礼しました」
おれあいつ苦手かもな……
何かAの事知ってるみてェだし。
Aとどういう関係なんだよ……あいつがおれの知らないAを知ってんのかと思うと、すげェイライラする。
導く者「そんな睨まなくても、僕とお嬢さんは何も疚しい事などありませんよ」
ｴｰｽ「……っ」
何か悔しいなこの野郎。
導く者「それで……お嬢さんは何故お眠りに？」
ｴｰｽ「……Aはおれを助けるために力を使って、そのまま目を覚まさねェんだ」
おれの言葉に導く者はまた面食らった顔をした。
何やらブツブツ独り言を言ってる。
導く者「……島に上陸して下さい、お嬢さんも一緒に。僕はお嬢さんと同じ一族の者です。信用して下さい。……僕ならお嬢さんを起こせます」
飄々とした雰囲気はまるで無い。
Aを起こせると断言しやがった。
……あの目は嘘を言ってる目じゃねェな。
もし危険になってもおれが守ってやりゃいいよな！
導く者「僕の他にお婆さんが1人いますけど、警戒しなくても……お茶出してくれますよ！」
オヤジと頷き合う。
どうやらおれと同じ考えみたいだ。
ｴｰｽ「わかった」
導く者「ありがとうございます！ついて来て下さいね！」
またニコニコと笑顔を浮かべて、手もヒラヒラ振るそいつに感じた違和感。
手を、振る……！？
ｴｰｽ「はァ！？縄がねェ！！」
ﾏﾙｺ「どういう事だよい！！」
導く者「あの悩ましい縄は消しました！スミマセン！！」
こいつ、本当に一体何者なんだよ……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラキ(プロフ) - 優里さん» 優里さんコメントありがとうございます(*' ')*ぜひこれからの展開もお楽しみください(*´`*) (2018年2月23日 21時) (
レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - エースと主人公の恋の展開がこれからどうなるかが気になります！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: 8167dd067d (このIDを非表示/違反報告)
ラキ(プロフ) - リツさん» リツさんコメントありがとうございます！これからもお楽しみ頂けるよう努めますね(*^^*) (2018年2月11日 13時) (レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ラキさんの作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年2月11日 8時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フィアンマ | 作成日時：2018年2月11日 1時
