126話 ページ37
エースside
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「ベッドをご用意しますか？」
ｴｰｽ「あー、まだいい。腕ん中にいねェと不安になるんだ。ありがとな！」
ずっとAを抱いたままのおれを、王宮の兵士が気遣ってくれた。
不安もそうだが……Aが起きた時、最初に見るのはおれであって欲しいのもあるんだけどな。
ｴｰｽ「お礼もしてェし、謝りてェし……お前に言いたい事たくさんあるんだぜ？」
Aの頬にキスを落とす。
視界が少しぼやけたのは、酒のせいだと思いたい。
宴も終盤。
そこらでぐーすか寝る奴らが多くなってきた。
おれはそんな硬ェ床で寝るわけにもいかねェんだよな。
おれじゃなくて、Aが身体を痛くしちまう。
ｴｰｽ「あ！なァお前！！さっきベッド用意してくれるとか言ってたよな？今頼めるか？」
「勿論です！こちらにどうぞ」
ｴｰｽ「すまねェな」
案内された部屋は、宴をやってた広間からすぐにあるとこだった。
客間か何かだろうな。
そっとAをベッドに降ろして、おれも一緒に隣に寝転ぶ。
ｴｰｽ「お前が起きるまでに強くなるってのも悪くねェな……ふあァ……」
あ、そんなに長く眠ってる保証もねェか。
それにできれば早く起きて欲しいしな……
ｴｰｽ「まあ、傍から離れるような事はしねェからな。A………ん？」
何だこれ。
Aのチョーカーから光の筋……？
初めて見たぞこんなもん。
昼間は何も無かったのに……埋め込んである宝石が光ってんのか？
ｴｰｽ「別に危険なわけでもかさそうだな……気にするこたァねェか」
おれはAを抱きしめながら寝た。
ﾏﾙｺ「エース！！いつまで寝てるつもりだよい！！？」
ｴｰｽ「うおっ！？何だマルコか、おはよう！」
ﾏﾙｺ「何だじゃねェだろうよい！！Aの朝の検診してもらえよい」
ｴｰｽ「あ、忘れてた………いってェ！！！」
朝っぱらからマルコに覇気で殴られた。
確かにAの検診忘れてたのはおれだけどよ……あんなに強く殴らなくてもいいじゃねェか！！
ｴｰｽ「で、どうだ？」
船医「本日も特に異常無し。傷の治りも順調ですね」
目を覚ます気配もねェもんだから、おれは傷の治りが順調でも、そこまで喜べなかった。
暫くはここで療養するってオヤジ言ってたな……
ｴｰｽ「何か起きたくねェ理由でもあんのか？」
答えはAにしかわかんねェよな
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ラキ(プロフ) - 優里さん» 優里さんコメントありがとうございます(*' ')*ぜひこれからの展開もお楽しみください(*´`*) (2018年2月23日 21時) (
レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - エースと主人公の恋の展開がこれからどうなるかが気になります！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: 8167dd067d (このIDを非表示/違反報告)
ラキ(プロフ) - リツさん» リツさんコメントありがとうございます！これからもお楽しみ頂けるよう努めますね(*^^*) (2018年2月11日 13時) (レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ラキさんの作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年2月11日 8時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィアンマ | 作成日時：2018年2月11日 1時
