112話 ページ23
貴女side
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ｻｶｽﾞｷ「もう手遅れじゃァ！！……“流星火山”」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!
私が攻撃する前に、サカズキさんは技を繰り出してしまった。
こうなったら……上手くやれるかは分からないけれど、やるしかないわ！
貴「“渦巻く颶風(ｳﾞｨﾝﾄ ﾎｰｾﾞ)・”……」
貴「“青(ﾌﾞﾗｵ)”！！！」
私はサカズキさんが放った拳形の噴石を、左手で全て“凍らせた”。
凍った噴石を短剣で粉々にすれば、キラキラと氷が舞い散る。
手袋を外した左手は、クザンさんの様に氷になっていた。
それもほんの十数秒で元に戻る。
貴「上手く、いった……」
ｸｻﾞﾝ「おいおい……それァおれの能力じゃないの」
私は一つ、仮説を立てていたの。
私の“手”は触れた対象の命を……時間を奪う。
相手の命を吸い取るこの力は、悪魔の実の能力者に触れて、その命を自分のものとすれば、相手の力も少しだけ奪えるのでは……と。
悪魔の実の能力者は、その力と命は実を口にした時点から共にあると考えられないかしら？
だって能力者が命を落とさないと、また新たにその人が食べた実は現れないわ。
それに悪魔の実を二種類食べてしまうと死んでしまうもの……
何はともあれ、時間にしたら1分程だったけれど、今こうやって私の仮説は実証されたわ。
貴「さっき奪えた時間のは……1日分もいかないかしらね」
ｸｻﾞﾝ「その“手”で相手の能力までも奪えるってわけ？」
流石クザンさん、勘が鋭いわね。
全くこの人は……普段のだらけ具合からは想像できないけれど、本当はとても鋭い人。
貴「能力の欠片を寸刻だけ使用できるだけよ……」
ｻｶｽﾞｷ「生かしてはおけんのォ……その力！！」
問題はここからね。
もうクザンさんの能力は使えないわ。
どうやってサカズキさんを止めるかどうか……
ｽﾞｳ……ﾝ!
貴「オーズ……！？」
包囲壁の間で倒れていたオーズがなんと起き上がった。
まだ息があったことは嬉しいけれど、集中攻撃を受けたら本当死んでしまう……！
貴「ボルサリーノさん……！？させない！！」
いつの間にかオーズに狙いを変えたボルサリーノさんが、トドメを誘うとしていた。
何とか阻止しようとするも、間に合わない。
ﾊﾞｼｭｯ!!
包囲壁の上に立ち上がる水柱が一つ。
ｻﾞﾊﾟｧﾝ!!
貴「え……ルフィ！！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラキ(プロフ) - 優里さん» 優里さんコメントありがとうございます(*' ')*ぜひこれからの展開もお楽しみください(*´`*) (2018年2月23日 21時) (
レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - エースと主人公の恋の展開がこれからどうなるかが気になります！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: 8167dd067d (このIDを非表示/違反報告)
ラキ(プロフ) - リツさん» リツさんコメントありがとうございます！これからもお楽しみ頂けるよう努めますね(*^^*) (2018年2月11日 13時) (レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ラキさんの作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年2月11日 8時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フィアンマ | 作成日時：2018年2月11日 1時
