92話 ページ3
貴女side
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ﾙﾌｨ「エース〜〜！！！助けに来たぞ〜〜！！！」
貴「っ！！！」
ルフィの声が階段の方から聞こえた。
獄内に響く声に、涙まで浮かんできてしまった。
まだ泣くには早いのに。
ﾙﾌｨ「エース…………！！！！」
……会ったことの無い男(？)も２人いるわね。
あれは確かイナズマとイワンコフ……？
ﾙﾌｨ「ハァ……ハァ……いねェぞ！！！ハァ……」
ｲﾜﾝｺﾌ「この檻で間違いないんでしょうね！！？」
ｲﾅｽﾞﾏ「一歩遅かった様だ……！！」
貴「いえ、まだ間に合うわ！！」
ﾙﾌｨ「え……姉ちゃん！？」
ルフィの身体を見れば、5つの地獄を本当に乗り越えてきたのだと良く分かった。
ルフィの“姉ちゃん”呼びにイワンコフがやけに驚いているのは何故かしら……？
貴「ルフィ……！！」
ﾙﾌｨ「うわっ！？どうしたんだよ姉ちゃん！」
私はルフィに抱き着いた。
驚きながらもしっかり受け止めてくれた。
貴「エースが連れていかれたのはついさっき……だから今すぐ行けば間に合うかも……ごめんなさい！！私、何も出来てない……！！弟を助けにも行けなかった……」
ﾙﾌｨ「…………何言ってんだよ姉ちゃん！！わざわざ待っててくれてありがとな！！姉ちゃんが無事ならそれでいいぞ！何かあったんだろ？」
何故私を責めないの？ルフィ……！
そんな笑顔で頭を撫でないでよ……私は貴方の姉のくせに、何もできていないのに……！！
貴(許された気になってしまうじゃない……っ！！)
自責の念に襲われる自分がまるで馬鹿馬鹿しく思えてしまう。
怒っていいのに、笑顔で私の無事を喜ぶなんて可笑しいわ。
これだから……ルフィに色んな人が惹き付けられるのね。
貴(ルフィはそんなこと全然思ってないのに、私がただ怒られたがってただけね……)
私の方が5歳も歳上なのに、偉大さでルフィには敵わないわ。
貴「それじゃあ……行きましょうか」
ﾙﾌｨ「おう！！！」
もう自分を責めてネガティヴ思考になっては駄目。
前に進まなくちゃエースは助けられないわ……！！！
しかし、リフトを使おうにも作動は叶わず、よじ登るにも巨大な棘が落ちてきて登らせてはくれない。
階段も塞がれ、睡眠ガスを放たれる始末。
ガスはイナズマの能力で見事に止めてくれた。
貴「まずいわね……軍の動きは迅速。もうエースは引き渡されたはず」
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ラキ(プロフ) - 優里さん» 優里さんコメントありがとうございます(*' ')*ぜひこれからの展開もお楽しみください(*´`*) (2018年2月23日 21時) (
レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - エースと主人公の恋の展開がこれからどうなるかが気になります！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: 8167dd067d (このIDを非表示/違反報告)
ラキ(プロフ) - リツさん» リツさんコメントありがとうございます！これからもお楽しみ頂けるよう努めますね(*^^*) (2018年2月11日 13時) (レス) id: 1c425498f8 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ラキさんの作品大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年2月11日 8時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィアンマ | 作成日時：2018年2月11日 1時
