マフィアを振り回した少女は中也と結婚します

ペアアクセサリー ページ49

｢ん？何これ？｣
宙也は深白のアクセサリー箱の中からオレンジに光る石が付いているネックレスと花型のネックレスを見つけた

その2つだけは袋に入れられ大事そうに置かれていた
｢ママー！これなーに？｣
深白は宙也の持っているものを見てそれねと顔をほころばせた

『これはねパパとママの初めてのペアアクセサリーなの』
深白はそこで何かを思いついたのか
袋を開けた
そしてオレンジの石の方を宙也につけた

『あらら、まだ長いね』
チェーンが長く石が完全に服の中に隠れてしまっている
｢これでいい！これがいい！｣
宙也はギュッとネックレスを持ち離さないと抵抗した

｢何してるんだ？｣
『あ、中也 宙也にねあのオレンジのネックレス付けてあげたんだ』
｢あー、あれか
ならお前の花型のやつは美桜に付けてやれば？｣
『それいいかも！』
深白は音を聞きつけて、はいはいしてきた美桜を抱っこし、花型のネックレスをつけた
『うん！似合う！』
｢美桜可愛いー、僕との初めてのペアアクセサリーだね｣




美桜も当然赤ちゃんなのでチェーンが長く服の中に入ってしまうが、宙也が服の外に自分のネックレスを出し美桜に見せていた
｢かっこいいでしょー｣
｢あうう！｣
かっこいいよ！と言ってるように聞こえた

｢美桜も可愛いよ｣
｢あわうい｣
かわいい
美桜の頭の中でその言葉をいい、にこーと笑った


｢ペアアクセサリーか、俺たちも新しいの付けてるよな｣
『まあね、てか元々ペアリングだったけど』

中也、深白と宙也、美桜は互いにペアのアクセサリーを付け笑っていた

それが中原家の幸せの1ページである

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