マフィアを振り回した少女は中也と結婚します

another 結婚指輪 ページ21

結婚指輪をハメさせるのを忘れていました！
ということで後付けに見えるかも知れませんがその話です
息子の名前は宙也(そらや)です
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｢2人とも行けるかー？｣
『行けるよ』
宙也が生まれて半年
子育てにも少しずつ慣れこの機会に引っ越すことになった

17階のマンションの1室に住む
マフィアの本部からも当分おさらばだ



『それにしても広いよねー』
マンションの中を見てまた思う
３人暮らしにしては大きいほどだ

『あれ、中也は？』
キョロキョロと見渡すがどこにもいない
抱っこひもで繋がっている宙也を見るがぐっすりと寝ていた

｢後ろだ｣
『あ、中也！小さ過ぎて見えなかった』
｢手前な！！｣
だって本当に見えなかったんだもん

｢さっさとダンボールの中から荷物出すぞ｣
宙也を設置していたベビーベッドに寝かせダンボールを開けた

『あ』
｢ん？｣
初めに開けた小さなダンボールにはアクセサリーが入っていた

『これ』
｢お前外してたのか｣
深白が中也に見せたものは指輪であった
結婚式で貰った指輪

『貰った時は嬉しかったなー』


ー時は戻り結婚式・教会
｢はい、深白｣
指輪が2つをエリスが持ってきていた
『エリス...ん？指輪？』
深白の指には既に指輪がはめられていた

｢今のは婚約指輪だ｣
深白の左手を取り指輪を外した
その指輪をエリスに渡し今回の指輪をはめた

｢今回は結婚指輪だ、
あれ入らねぇ｣
『え、嘘でしょ』
｢嘘だ｣
『･････』
無言で頭をはたいた

深白も中也の指輪を外し新しいものをはめた

『ありがとう、指輪』
｢どういたしまして｣



ー現在
『中也もう一回はめて』
何もない左手を前に出した

｢はいはい、分かりましたよお嬢様｣
中也は膝を立て深白は立っていた
深白の目を見つめた

｢俺は貴方を1番愛しています｣
『私は２番目だけどね』

｢...え！｣
深白はニコリと笑っていた
『宙也が1番だもの』
｢ふっ、俺もだな｣

中也は深白の薬指に指輪をはめた
｢妻としてきた事を後悔させないから｣

きょとん・・
『アハハハハ』
｢な、笑うなよ！｣
深白は腹を抱え笑った

｢うん、分かった。
幸せにしてね中也｣
もちろんと中也は決意した

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