お風呂1 ページ29
夜9:00
｢深白｣
太宰の部屋にいると名前を呼ばれた。
最近は太宰は落ち込んでいて深白の名前を呼ぶことも目を合わせることもなかった。
深白は驚きもありながら嬉しそうに返事した。
『なに？治！』
｢もうお風呂入ったかい？｣
『まだだけど･･･どうして？』
｢一緒に入るかい？｣
少し考え満面の笑みで返した
『うん！！』
ー太宰のお風呂にて
｢さぁ、深白ー目を閉じてー｣
太宰は深白の髪を洗っていた。
深白も素直に手で目を抑え泡が入らないようにしていた。
｢深白の髪の毛サラサラだね。｣
リンスーをしながら太宰はつぶやいた。
『そうなのかなー？』
うーん、と悩む深白に太宰はお湯をかけた。
｢はい、洗えたよ！｣
『うん！ありがとう治！！』
深白に湯船に浸かっておきなというが深白はその場を動かなかった。
｢どうした？深白のぼせたか？｣
『違うよ。私が洗ってあげる！』
｢深白が？｣
『うん！ダメ？』
｢ダメな理由あるもんか、ありがとう深白｣
深白は笑顔を輝かせシャンプーを手につけた。
｢クスクス、なんだか親子みたいだね。｣
『親子というか兄妹じゃない？』
｢……そうだね」
『お客さんかゆいところはありませんかー？』
｢ないよー｣
『流すので目を閉じてくださーい。』
｢はーい｣
美容師さんごっこをしながら泡を流した。
『終わったよー』
｢ありがとうー深白｣
頭を撫でられ深白は嬉しそうに目を細めた。
湯冷めしないように深白と太宰は湯船に浸かった。
2人は向き合って入っていた。
湯船は広くお互いに足をのばしても充分広いほどなのだが
｢深白、近くない？｣
深白はぴったりとくっついていた。
太宰の目の前に顔を近づけていた。
『治は約束って守る？』
｢･･･どういうことだい？｣
『昔、治は約束は守るものだって言ってた。守らないとそれはダメなことだよね･･･』
｢それはそうだな･･･私だったら守るな。｣
『･･･そっか』
…沈黙
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伊月千歳@白咲智歌(プロフ) - 鬼ごっこ1の、「ドレスにみをまとった」のところは「ドレスを身に纏った(ドレスをみにまとった)」だと思います。 (2017年11月21日 17時) (
レス) id: e71731f15b (このIDを非表示/違反報告)
深白(プロフ) - ツバキさん» すいません学習不足でしたできるところは訂正させていただきます (2016年7月14日 20時) (レス) id: 15a48c8a74 (このIDを非表示/違反報告)
深白(プロフ) - 瑠奈さん» は！間違えました。16歳はマフィアに振り回されています3によく出ます！ (2016年7月14日 20時) (レス) id: 15a48c8a74 (このIDを非表示/違反報告)
深白(プロフ) - 瑠奈さん» エリスは出ますよー次のシリーズでかなりでますよ！ (2016年7月14日 20時) (レス) id: 15a48c8a74 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - 太宰さんは自分のこと私って言いますよ？ (2016年7月14日 20時) (レス) id: 0d1dc4b4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深白 | 作成日時：2016年5月31日 19時
