CM ページ7
そのあと数日はいつも通り秘書として働く
だいぶ腫れも引いた
けどやっぱりまだ痛みはのこってて
高めのヒールはやめておこうかな
そう、今日は秘書ではなくて社員として広報部長とCM会議にいく日
こんなの初めてで緊張する
いつも社長の後ろでお話を聞いて、必要なことはメモしたり、お茶出ししたりそんな仕事をしてる
でも、今回のお仕事は誰かの後ろにいることはできない
ガチガチに緊張したまま広報部長と一緒に建物に入る
会議室には何人かの人たちが行き来していて私たちもそこにはいる
入ってしばらく部長が相手の会社の人と確認をして会議室を出ていくのを私は見た後で
相手の会社の方のそばへいく
あ「私、社長の秘書の山口と申します。社長が先日のパーティーでのお礼に今度また食事にでもと申しておりました」
これが今日私がここに来た理由
だからちゃんと仕事をしなきゃ
社長の伝言を伝え信頼関係を保つ
些細なこともこれからの会社全体の仕事にも関係する大切なこと、ちゃんとしなきゃ。
そんなことを考えて挨拶を終えた頃には緊張もだいぶ緩んでいた
広報部長のもとへ行くと
「今丁度CM撮影しているらしいんですけど、見学しにいきますか？」
あ「私なんかが行っていいんですか？」
確かに、CM撮影ってなんか気になる
「もちろんですよ、見た感想を社長にお伝えしたら喜ばれるんじゃないですか」
あ「確かに笑」
社長はこういう現場ってなかなか来ないだろうし面白いかも
そう思い、部長に連れられてスタジオに入ると
「うわぁ、」
驚くほど輝く5人がキラキラと笑ってる
CMキャラクターって嵐だったのか
この前のパーティーで見たときよりかっこよくなった彼らから目が離せなくって、
なんともない仕草がいちいちかっこよくてなんだか心を鷲掴みされた感じ
私ってこんなにこの人達のこと好きだったっけ
それくらい、この一瞬で嵐の魅力に魅了された
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作者名：はるぽん | 作成日時：2015年7月8日 2時
