星空の王子さま【N.Kazunari】 (ページ5)

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痛みページ5

少しはおしゃれなスーツかもしれないけど、ここにいる人たちと変わらないはずなのに

入ってきた5人は凄く輝いて見えて、それぞれいろんな人に挨拶してる

やっぱり私たちとは違うんだなぁ

感心してると

社「さ、挨拶しに行くよ」

あ「は、はい」

社長はいつも通り、色んな人に挨拶してまわる

それから2時間くらいたって、社長とどこかの偉そうな方が話してた

その方とは凄く息があったみたいで、盛り上がっていた

この感じは、この人とこのあと飲みに行くだろうな

その私の勘は当たっていて

社「このあと、一緒にどうですか？もう少しお話を伺いたいのですが」

『もちろんだとも、僕も君ともう少し話したいと思っていたよ』

と、あっという間に意気投合

パーティーもそろそろお開きの時間で私は青島さんに連絡をする

社長のところへ戻って

あ「あと10分ほどで車が」

社「あぁわかった」

まださっきの意気投合してた方と話しそうだったから

あ「社長、私は車が来るまで別のところにおります。何かあったら呼んでください」

そう言って、お化粧直しとお手洗いにパーティーホールから出る

扉をでて左へ曲がったその時

あ「きゃっ！！」

人とぶつかってグラッと倒れそうになった

あ「申し訳ございません。お怪我はございませんか？」

体勢を立て直して、顔を上げあやまった相手は

「俺は大丈夫ですよ」

二宮さんだった

「お姉さんは怪我は？」

あ「、、だ、大丈夫です。本当にすみませんでした」

人はビックリすると固まるんだ

ちゃんともう一度謝って、化粧室へ歩く

はぁ、ほんとにビックリしたぁー

まさか、あの二宮さんだったなんて

超有名人と会うなんてなかなか無いもんなぁ、ラッキーだったぁー！！

なんて浮かれながら化粧を直し青島さんからの連絡が入り、社長のところへ戻る

あ「社長、お車のご用意ができました」

社「わかった、」

『それじゃあ、山本くんまた会おう』

そのまま会場を後にして、社長と車に乗り込む

あ「社長、今日はこのあとは」

社「家まで頼むよ」

あ「あれ、飲みに行かれないんですか？」

社「また今度ってことになったよ」

あ「そうですか」

――――ｽﾞｷﾝｯ

なんか、痛むな