星空の王子さま【N.Kazunari】 (ページ4)

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退屈ページ4

もう、8年くらい前かな

普通に大学を卒業して、普通に就職して、普通だったはずのある日

友達との飲み会のあと、一人でフラフラしながら歩いてると一人の人にぶつかった

私は相当酔いがまわってたのかそのまま倒れて起きたら真っ裸で寝ていた

しかも、知らない部屋知らないベッドで

さすがに焦って、回りを見るとベッドの下には下着とか洋服が落ちてて急いでそれを着る

すると、

「おはよう、体、大丈夫？」

そう爽やかに微笑んだイケメンはパンツだけはいて、濡れた髪の毛バスタオルでガシガシ拭いてた

それが、社長だった

その日、社長と出会い、そこから

「俺のところで働かないか」

そう言われて流されるままに内定の出ていた会社を断り、社長のもとへやってきた

あの出会った日のこと、夜に社長に抱かれたのか、記憶もないし思い出したくもない

社長も何も言ってこないからなかったことにしてる

ただ、今こうやって働けていることには感謝してるけどね

青「到着いたしました」

どうやらパーティー会場についたらしい

さ、仕事に集中！！

今日のパーティーはたくさんの会社が集まって食べながらお互い情報交換していくような感じかな

青島さんとは車でお別れしてまた後で迎えに来てもらう

私はそのまま社長の後ろにずっとぴったりくっついて歩く

社長が何人かと挨拶を交わすから一緒に挨拶をする

会場にはいってグラスを2つとってくださった社長から1つ受け取る

社「今日はなんかアイドルが来るらしいよ」

あ「アイドル、ですか？」

社「そ、だからいつもと違ってAも退屈しないんじゃない？笑」

あ「私アイドルに興味ないですし、お仕事ですから退屈なんて思ったことないですよ」

社「ほんと真面目だなぁ、俺が退屈とか思ってるのに笑」

あ「社長はその方が社長らしいです笑」

そんなに偉そうにもしないし、年が近いからこういうふとした時にほんとに友達みたいに接してくれる。

こういう人だから会社が大きくなったのかな

なんて考えてたら、入り口が騒がしくなった

顔をそっちに向けるとそこには

キラキラと光るアイドルがいました