星空の王子さま【N.Kazunari】 (ページ19)

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告白ページ19

やばいと、まずいと、そう思ったとき

首を思いっきり噛まれた

あ「いっ！！！！」

私が顔を歪めた次は顔が近づいてきた

あぁ、もう、だめだ。

涙が頬を流れた

その時、急に男が後ろに倒れた

私は壁に持たれてその場にずるずるとしゃがみこむ

『てめぇ、なにしてんだよ！！警察呼ぶぞ！！』

その声はいつもと違うけど明らかに私の大好きな声だった

男は舌打ちをして去っていった

しゃがみこんだ私の前にきた彼もしゃがんでくる

あ「、二宮さん、、ぅ、」

N『大丈夫？』

その大丈夫？が苦しくなるくらい優しくて涙が溢れる

これは怖さからなのか、嬉しさからなのか、安心感からか、なんだかわからないけどとりあえず泣いた

あ「二宮、さぁんぅ、」

N『はぁい？』

あぁ、まただ、

私はこの人のことが好きだと

また思ってしまう

N『大丈夫？』

そっと二宮さんが手を出して私の頬っぺたに触ろうとしたとき

ﾋﾞｸｯ！

無意識だけど、身体が跳ねた

二宮さんの手は一瞬止まってからもう一度私の頬にのびてきた

N『っ、ごめん、大丈夫？』

あなたのせいじゃないのに

なんで謝るの？

あ「二宮さんのせいじゃ、ないですよ」

N『、ごめん』

あ「それより、助けてくれて嬉しかったです」

いつのまにか止まってた涙

私は笑顔を向けた

あ「二宮さんは私のヒーローですね」

俯いて照れ隠しで話してたのに急に身体があったかい

あ「あの、」

N『無理して笑わなくていいの』

私の身体はいつのまにか二宮さんに抱き締められてた

あったかい、優しいにおい、安心する

思わず抱きしめ返そうとしてしまった

けど、わたしなんかがこんなことしてていいわけない

そして、二宮さんを押し返して離れる

あ「なにを言ってるんですか？無理なんてしてないですよ？」

笑った

笑えばなんとかなる

N『ちょ、Aちゃん、』

そう、私が言わなきゃ、

忘れるために

無かったことにするために

あなたと出会う前に戻るために

あ「そういえば、わたし、この前言った同期と付き合いました」

N『ぇ？』

あ「だから、織姫彦星とかコドモな幻想もうどーでもいいんですよね、」

言わなきゃ、

もう少し、