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帰ってきてかなり身体が冷えていたことに気付いた。湯船を溜めて彼女を先にお風呂まで見送る。とりあえず着替えが必要か。多分これが一番小さいだろうな、と真っ白のスウェットを引っ張り出して脱衣所に置いておいた。
彼女を家に招き入れてしまったことに、今さら動揺し始めた。
この後どうする？やべーな
我慢できる自信。ない。
気付けば水を何度も口に入れては飲み干して、また水を注いで飲み干してを繰り返している。それに気付いて一人で笑えてきた。
「あの…お風呂と洋服ありがとうございます…あとドライヤーも借りたいんですが…」
彼女の声が聞こえてリビングの扉が開いた。
「ドライヤーね、はいはい。」と彼女を見ると、自分のスウェットをダボダボに着ている彼女が立っていた。髪の毛は濡れていて、いつもよりあどけない顔がこちらを見つめている。
か、かわい……
思わず凝視して固まってしまった。
「……なかなかでかいね、そのスウェット。」
「で、ですね…」
「それ、持ってる中でも小さい方なんだけどなぁ」
彼女をリビングに置いて、洗面台の上の方に置いてあるドライヤーを取りに行く。
やばい。あれは何。可愛すぎる。
高まる心を抑えながら、リビングに戻ると立ったままの彼女がいた。湯船に浸かったからか、頬が紅潮している。彼女をソファの前に座らせて、その後ろに座りドライヤーで髪の毛を乾かすことにした。
可愛い。落ち着け。落ち着け俺。
無心で唱えながらドライヤーの風を彼女の髪の毛にあてる。サァっと靡くさらさらの髪の毛にまでときめきを感じる。
こくん、こくんと眠そうになっている彼女を見て、笑みがこぼれつつ、スイッチを切って「終わったよ。」と囁いた。
彼女に待っててと伝えて自分も入浴しに脱衣所へ向かった。
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にくまん(プロフ) - eriiiさん» 楽しみにしてくださっててとても嬉しいです。しばらく彼視点を更新していきますのでごゆるりとお楽しみくださいませ。 (11月25日 13時) (
レス) @page25 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
eriii(プロフ) - この展開！！本編でめちゃくちゃ気になってました！彼視点楽しみです🥰 (11月24日 19時) (レス) @page23 id: 8d69bf7036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年11月2日 20時
