. ページ13
.
席に戻ると残されていた二人がにこやかに談笑していた。なんだ、いい雰囲気じゃん。新しくお酒を持って和の中に入ると、二人は何故か、どこからが浮気?と議論をしていた。
「えーオレは彼女が別の人と手とか繋いだりした時点でもうイヤだなー。」「私もそれは嫌です!普通手繋がないですよね。」とりょうくんとその子が意気投合している。
「Aは?どこからが浮気?」
「えっどうだろう。」
「女の友達と隠れて会ったりしてるとか?」
「うーん…」
「確かに隠し事してたら、何かやましいことあるの?って感じがしますよね!」
三人で何やら語り始めたのを、ふふふと微笑みながらグビっとハイボールを煽る。喉越しの良さに思わず唸りそうになる。
でも確かに、隠されてたら嫌だな。
「でも女の子と食べに行くねーって隠さないで普通に浮気する人もいるよ。」
「おっとぉ…」
彼女が真顔でぶっ込んだのを見て、りょうくんが驚いている。
「あれ、Aの元カレ浮気しまくってたんだっけ。」
「うるさいな。その話やめてよ。」
彼女もグビっとハイボールを煽った。
「浮気しそうだなとか気付かないの?付き合う時。」
「気付いてたら付き合わないでしょ!」
彼女は呆れたように笑った。
.
130人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にくまん(プロフ) - eriiiさん» 楽しみにしてくださっててとても嬉しいです。しばらく彼視点を更新していきますのでごゆるりとお楽しみくださいませ。 (11月25日 13時) (レス) @page25 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
eriii(プロフ) - この展開!!本編でめちゃくちゃ気になってました!彼視点楽しみです🥰 (11月24日 19時) (レス) @page23 id: 8d69bf7036 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にくまん | 作成日時:2023年11月2日 20時