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その日は大雪の予報だった。
朝からちょっと雲行きが怪しい、という感じはしていて、みんな仕事場にあるテレビに食いつき状態だった。そして昼過ぎにはかなり雪が降り始めてあっという間に積もってしまった。
夕方、すでに雪は降り止んでいたがかなり積もっていた。電車は止まったり遅れていたり、タクシーにも行列ができている。家に帰るのに歩けば1時間といったところか。私は電車を諦めて歩いて帰ることにした。
ザク、ザク、と積もった雪に足を埋めながら歩く。雪予報だったのに長靴で来なかった自分を恨んだ。ヒールの中はぐしょぐしょで冷たい。
積もってる雪の中歩くのはなかなか力が入るし疲れてきた。途中にあるご飯屋さんでも介して帰ろうか、と考えていたら、いつぞや彼に連れて行ってもらったバーのことを思い出す。
(ここから家までの途中くらいにあるかも。)
そもそもやってるのだろうか。大雪予報が出ていたからやっていないかもしれない。ちょっと覗いて帰ろうくらいの気持ちでお店に寄ってみることにした。
三十分ほど歩いてお店の前まで来てみると、灯りが付いているのが見えた。
カランカラン
扉を開けてみると、モダンな音楽が流れている。お店の中が温かい。ふぅ、と息をついていると奥からマスターが現れた。
「いらっしゃい。あ！たっくんの彼女！」
そう言ってマスターはニコニコしながらカウンターに座るよう促した。
「こんばんは。彼女…ではなくて…」
「え、その話ちょっと詳しく」
店内には誰もいなかった。やはり大雪のせいだろうか。
コートをかけて、カウンター席に腰掛ける。
「とりあえずお酒飲む？」
「はい、ハイボールお願いします。」
それを聞いて、マスターは軽快にお酒を作り始めた。
「大丈夫だった？雪」
「今仕事終わりで歩いて帰ってきて。電車もタクシーも無理で。」
「そうだよね〜。結構積もったもんね。」
「帰り道にここがあること思い出したので、寄っちゃいました。」
「ありがとう。嬉しいよ〜」
キリッとした表情を作って見せて、マスターはサッとハイボールを出してくれた。いただきます、と言ってゴクッと一口飲み干す。
「で？たっくんとはどういう？」
ニコニコしながら聞いてくるマスター。話してごらん？と私に優しく問いかけた。
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プシラブ(プロフ) - にくまんさん» すみません！出来ました…！ご丁寧にありがとうございます…🙇♀️ (11月1日 2時) (
レス) id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - プシラブさん» コメントありがとうございます。secretですがR18設定をしているので、プシラブさんご自身がR18コンテンツフィルタをNG設定にされているかもしれません。マイページ→設定より下部付近に18コンテンツ設定がありますのでご確認くださいませ⭐︎ (11月1日 1時) (レス) id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
プシラブ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます…！続編楽しみに待ってます…！！あとすみません…。secretが見当たらず…。まだ公開されていないというだけでしょうか…。もしそうでしたら本当に急かしている様に感じてしまうかもしれませんが、決してそういったことでないので…。 (11月1日 0時) (レス) @page43 id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます。嬉しいお言葉にぶるぶる震えております。近いうちに更新予定ですのでお楽しみに。 (10月31日 20時) (レス) @page45 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - サイドストーリーも続編も楽しみに待ってます🥰 (10月30日 20時) (レス) @page45 id: cd18282d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年10月23日 0時
