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目覚めるとふわっと彼の香りに包まれていることに気付く。
安心する……
まだ夢見心地で瞼が開かない。
目の前にあった彼の胸に、すり…と顔を擦り付けた。そしてぎゅっと抱きついてみる。彼の胸の鼓動が、トクントクンと聞こえた。それだけで何故だかたまらない気持ちになる。
好き……
「おはよ」
頭上から降ってきた優しい声に起こされる。まだ夢の中にいたい私は顔を胸に埋めたまま、おはようございます…と小さく呟いた。そんな私の頭を優しく撫でてくれた。
「身体、大丈夫？」
彼が私の顔をふっと覗き込んだ。
その言葉で昨日の情事を思い出し顔が急にアツくなる。
「大丈夫じゃないです…」
「……フ。顔赤…」
「江口さん意地悪でした」
少しだけむっと睨んでみた。
「そんな可愛い顔されてもなぁ。」
彼は少しだけ身体を起こし、枕元に置いてあったペットボトルに入った水をゴクっと一口飲んだ。ラフなTシャツから見える鎖骨にどきりとする。
彼は、いる？と言って私にも飲ませてくれた。
少し身体を起こして飲んでいる私を見つめながら、ボソッと彼が呟く。
「痕やばいね」
何と言ったかあまりよく聞こえなかった私は、え？と聞き返すが、いや？別に？とあしらわれてしまった。
「可愛かったなぁ、昨日のAちゃん」
水を飲み終わった私を抱きしめなおして彼が微笑んだ。
「…そうですか。」
「ずっと閉じ込めておきたいなぁ。」
「……。」
耳元で甘い声で囁かれるだけで、何だかきゅんとしてしまう。朝から一緒にいられるなんて…幸せだ。
ぎゅうっと彼の胸に抱きついた。
ひやりと肌寒さを感じる朝方。すぐそこまで迫っている秋の気配が夏の終わりを告げている。
優しく暖かい風に身を委ねた春。
夏の夜空に舞い上がった花火。
落ち葉が舞う秋のそよ風。
冬のぐるぐる巻きのマフラー。
四季折々の彼との甘い時間を、これからも。
to be continued...
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プシラブ(プロフ) - にくまんさん» すみません！出来ました…！ご丁寧にありがとうございます…🙇♀️ (11月1日 2時) (
レス) id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - プシラブさん» コメントありがとうございます。secretですがR18設定をしているので、プシラブさんご自身がR18コンテンツフィルタをNG設定にされているかもしれません。マイページ→設定より下部付近に18コンテンツ設定がありますのでご確認くださいませ⭐︎ (11月1日 1時) (レス) id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
プシラブ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます…！続編楽しみに待ってます…！！あとすみません…。secretが見当たらず…。まだ公開されていないというだけでしょうか…。もしそうでしたら本当に急かしている様に感じてしまうかもしれませんが、決してそういったことでないので…。 (11月1日 0時) (レス) @page43 id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます。嬉しいお言葉にぶるぶる震えております。近いうちに更新予定ですのでお楽しみに。 (10月31日 20時) (レス) @page45 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - サイドストーリーも続編も楽しみに待ってます🥰 (10月30日 20時) (レス) @page45 id: cd18282d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年10月23日 0時
