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十二月は師走と呼ばれるように何かと忙しい時期ではあるが、年末に入ると一段と日々があっという間に駆け足で過ぎ去っていく。
慌ただしく今年末の仕事を終わらせ、各所で忘年会が続き、気付けば今年も残すところあと一日となっていた。
母親から、「年末年始でパパと旅行に行ってくる〜！」なんて言われたもんだから、今年は実家帰りもできそうにない。
幾つになっても仲良しだなぁ、と思いながらも、朝から今年最後の今日は何をしよう。とボケッと考えていた。
午前中は掃除したり片付けしたりしていたのだが、なんだかんだやることがなくなり、家でボーっとテレビを見ながらポテチなんか食べてみた。
(………暇。)
いつの間にか外は暗くなっていた。テレビでは紅か白かを決着つける歌番組が始まり、聴き慣れた音楽が流れている。昼からぐうたらし過ぎた。しかも、気付けば今日はポテチしか食べていない。
どこかへご飯でも食べに行くか〜。なんて考えていたら、りょうちゃんから電話が掛かってきた。
「A、今日来ないの？カウントダウンパーティーやってるからおいで〜！」
カウントダウンパーティー。確かに去年もやっていたなぁと思い出す。りょうちゃんに元彼の愚痴を聞いてもらってたっけ。
懐かしいな。
あまりにもぐうたらしていたので、身なりを整え準備をする。いつものようにぐるぐるとマフラーを巻き、お気に入りの手袋をはめて、外に出る。
寒っ
風がびゅうと強く吹き付け、頬に突き刺さり痛い。マフラーに顔を埋めながら、せかせかと歩いた。
カランカラン
いつものバーの扉を開けると、いらっしゃーい！と元気な声でりょうちゃんが出迎えてくれた。カウントダウンパーティーだと言うだけあって、店内は人で溢れ盛り上がっていた。入れ替わり立ち替わり、席を立って移動したり。皆、今年最後の挨拶でもしているのだろう。
あ！Aちゃん！こっち座って！と呼ばれて、常連さんたちの間に入る。そのまま流れでお酒を頼み、出来上がってるいつもの顔ぶれを見て自然と笑みがこぼれた。
チラッと店内を見渡してみたけど、彼はいなかった。
そういえば、この間会った時に「年末年始は実家に帰るかな〜」と言っていた。もしかしたら今日はもう帰ってるのかもしれない。
なんだかんだ、挨拶できないままになってしまった。
そんな少し寂しい気持ちを押し込んで、私は思いっきりパーティーを楽しもうと、皆とはしゃぎ倒した。
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プシラブ(プロフ) - にくまんさん» すみません！出来ました…！ご丁寧にありがとうございます…🙇♀️ (11月1日 2時) (
レス) id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - プシラブさん» コメントありがとうございます。secretですがR18設定をしているので、プシラブさんご自身がR18コンテンツフィルタをNG設定にされているかもしれません。マイページ→設定より下部付近に18コンテンツ設定がありますのでご確認くださいませ⭐︎ (11月1日 1時) (レス) id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
プシラブ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます…！続編楽しみに待ってます…！！あとすみません…。secretが見当たらず…。まだ公開されていないというだけでしょうか…。もしそうでしたら本当に急かしている様に感じてしまうかもしれませんが、決してそういったことでないので…。 (11月1日 0時) (レス) @page43 id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます。嬉しいお言葉にぶるぶる震えております。近いうちに更新予定ですのでお楽しみに。 (10月31日 20時) (レス) @page45 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - サイドストーリーも続編も楽しみに待ってます🥰 (10月30日 20時) (レス) @page45 id: cd18282d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年10月23日 0時
