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夏がやってきた。ジリジリと焼けるような日差しがつらい。朝、比較的涼しい時間に出勤し、帰りは日が沈む頃に帰ればそこまで灼熱の外に出ることはないのだが、それにしても、毎日毎日暑いったら。
仕事を終えて支度をしていると、りょうちゃんから一件のメッセージが入っていた。
『A、今日バーおいでよ。』
私は鞄を持ち、同僚にお疲れ様でした〜！と声をかけながら職場を後にした。外に出て、帰路を歩きながらりょうちゃんに電話をかける。
「もしもし！A！ライン見た？来る！？」
「りょうちゃん、あの、ごめんだけど」
「拓也さんなら来ないよ！」
急に彼の名前が出てきたのでピタっと足を止めてしまった。
「え、えっと…」
「SNSでチラッと見かけたけど、今日ラジオらしいんだ。だからこっちは来れないはずだよ！ねぇ、久しぶりにおいでよ〜、カケルさんも常連さんたちもAに会いたがってるよ！」
電話の先で、Aちゃ〜ん！会いたいぜ〜！なんて声が聞こえた。それに思わずふふっと笑ってしまう。
「いい？A来てね、オレ奢るから！」
彼が来ないなら…久しぶりに顔を出そうかな、という気持ちになった。彼に会ってしまったら、多分、今までの気持ちが全て泡になってしまうような気がして、まだ怖い。
よし、と私は久しぶりにあの店を目指して歩くのだった。
カランカラン
久しぶりのこの音。久しぶりの音楽。久しぶりのこの感じ。「あ〜！Aちゃん〜！」「元気だった〜！？」などと言われてカウンターにつく。「おかえり」とカケルさんが微笑んだので、思わず「ただいま…」と返事をしてしまった。
「A来てくれてありがとうね！はい！オレの奢りね！」
男に二言はないよ！と言ってりょうちゃんが柚子ハイボールを出してくれた。
乾杯〜！と周りのみんなとグラスを合わせて、久しぶりの雰囲気に私も胸が高鳴った。
やっぱりここは居心地がとても良かった。みんな、とても優しい。私に何があったか聞かずに、いつものようにお酒を交わしてくれた。楽しいな…気持ちいいな…そう考えながら少しだけうとうとしていると、カケルさんが水を持ってきてくれて空いていた私の隣に座った。
「………。」
カケルさんがカウンターのこちら側に来ることは珍しい。今日は飲みたい気分なのかな？そう思っていたら静かな声で私に問いかけてきた。
「Aちゃん、拓也くんのこと、嫌になった？」
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プシラブ(プロフ) - にくまんさん» すみません！出来ました…！ご丁寧にありがとうございます…🙇♀️ (11月1日 2時) (
レス) id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - プシラブさん» コメントありがとうございます。secretですがR18設定をしているので、プシラブさんご自身がR18コンテンツフィルタをNG設定にされているかもしれません。マイページ→設定より下部付近に18コンテンツ設定がありますのでご確認くださいませ⭐︎ (11月1日 1時) (レス) id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
プシラブ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます…！続編楽しみに待ってます…！！あとすみません…。secretが見当たらず…。まだ公開されていないというだけでしょうか…。もしそうでしたら本当に急かしている様に感じてしまうかもしれませんが、決してそういったことでないので…。 (11月1日 0時) (レス) @page43 id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます。嬉しいお言葉にぶるぶる震えております。近いうちに更新予定ですのでお楽しみに。 (10月31日 20時) (レス) @page45 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - サイドストーリーも続編も楽しみに待ってます🥰 (10月30日 20時) (レス) @page45 id: cd18282d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年10月23日 0時
