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「りょうちゃん…」
「A、割り込んでごめんね。すみません、他のお客様にもご迷惑をおかけしてしまうので、少し落ち着きませんか。」
「俺は落ち着いてる。」
「落ち着いてたら、こんな力強く肩掴みませんよ。とりあえず、手を離してあげてください。」
「あんたには関係ないだろ。」
「関係あります。彼女は大切なお客さんなので。」
グッと掴んだ手を強くする。
「ーーー。」
ガンッと乱暴に手を離し私を扉に投げつけた。
痛い…
その瞬間、横から私に手が伸びてきて、グッと優しく引き寄せられた。
……江口さん。
ホッとしたのか涙が出そうになる。
その様子を見て舌打ちをされた。
「そうやって男に媚びてるから俺は浮気したんだよ。」
「…………。」
「ここに通い始めたのも男がうじゃうじゃいるからなんじゃないの？」
何で…そうなる。言い返したいけど、抱き寄せられた彼の腕がもっと強くなり言うにとどまった。
「俺と付き合ってる間もずっと居酒屋通ってたじゃん、行きつけ？本当はお前も浮気してたんだろ？」
「……は？」
「そうやってずっと俺のこと放ってさ、一人で楽しんで男に媚びて。まあやっぱり別れて正解だったな。」
何でそんなこと言われなきゃいけないの。悔しくて震えてくる。
「もう二度と会わないよ。クソビッチが。」
………！
言い返そうとして顔を上げたが、彼がそれをグッと抑えた。
乱暴にバタンと扉が閉められて店内が静かになる。私は悔しくて追いかけて扉を開けようとする。
「Aちゃん。」
彼が腕を掴んでそれを止めた。
「………… 。」
掴まれた手を振り払うことは出来なかった。涙が滲む。
悔しい。言われっぱなしで…情けない、悔しい。
「お騒がせしてすみません！みんな、ここはオレがサービスしちゃうよー！なんと…みんなにお冷の大サービス！」
ドッとその場が沸いて、店内の空気が明るくなった。
「A、大丈夫？気にすんなよ。みんな分かってるから。」
そう言ってりょうちゃんにぽんっと肩を叩かれた。
優しさでまた涙が滲む。
「お騒がせしてごめんなさい…。あと、ありがとう…」
「いいえ。」
ニカっとりょうちゃんが笑い、はいはいみんなお水待ってね〜と言いながらカウンターへ戻った。カウンターでカケルさんがこちらを見て、大丈夫だよ、というように優しく微笑んだ。
「Aちゃん。」
私の腕を掴んでいた彼が優しく離す。
「ちょっと外出ようか。」
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プシラブ(プロフ) - にくまんさん» すみません！出来ました…！ご丁寧にありがとうございます…🙇♀️ (11月1日 2時) (
レス) id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - プシラブさん» コメントありがとうございます。secretですがR18設定をしているので、プシラブさんご自身がR18コンテンツフィルタをNG設定にされているかもしれません。マイページ→設定より下部付近に18コンテンツ設定がありますのでご確認くださいませ⭐︎ (11月1日 1時) (レス) id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
プシラブ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます…！続編楽しみに待ってます…！！あとすみません…。secretが見当たらず…。まだ公開されていないというだけでしょうか…。もしそうでしたら本当に急かしている様に感じてしまうかもしれませんが、決してそういったことでないので…。 (11月1日 0時) (レス) @page43 id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます。嬉しいお言葉にぶるぶる震えております。近いうちに更新予定ですのでお楽しみに。 (10月31日 20時) (レス) @page45 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - サイドストーリーも続編も楽しみに待ってます🥰 (10月30日 20時) (レス) @page45 id: cd18282d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年10月23日 0時
