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「えっと…何もない…」
「ん？」
「…わけではないと思うんですが」
「あはは、うん」
どうしよう…気持ち、伝えるの難しい。
「お仕事上、私が好きになると迷惑かけるかもって、最近、思ってしまって……」
「ん？あー…なるほど。」
言葉にしたら、なんだか胸の奥がツンとした。ハイボールが入ったグラスをきゅっと握る。
「でもさ、たっくんが考えなしで動いてるわけないんじゃない？」
マスターがニコリとする。
「ちゃんと考えてるんじゃない？そういうところも。大船に乗ったつもりでいていいんじゃないかな。」
「そうですかね…」
「Aちゃん自身がどう思ってるかも大事だと思うよ。俺はね？」
私がどう思ってるか…
「気持ちの整理がついてるような、ついてないような…」
「あはは。好きだとさ、色んなこと考えちゃうよね、いいことも悪いことも。」
マスターが私を見て優しく微笑んだ。
「自分の気持ち、大事にしなね。一緒にいたいのか、いたくないのか。」
自分の気持ち…
マスターの言葉が頭の中でぐるぐる回る。自分の気持ち…私の気持ち……ブーッブーッと急に着信が鳴って現実にわっと戻された。
表示を見ると彼からだった。
「もしもしぃ。」
「あ、こ、こんばんは。」
「ふふ。こんばんは。かたいな。」
マスターが出ろ出ろと手で示したので、そのまま電話に出ることにした。
「今家？どこ？」
「あ、前に教えてもらったバーに。マスターのところです。」
「そこかぁ。」
彼がふふふと笑った。
「雪すごい積もってるからどうしたかなと思って。」
「電車で帰れなかったので、歩いてきて、ここに立ち寄らせてもらいました。」
「やっぱり電車止まってるよねぇ。」
彼はうーんと唸った。
「じゃあ今から行くね。」
えっ、タクシーも全然捕まらないですよ！と言ったら、歩けるから行く。と言われて強引に電話を切られた。
でた…強引…
「たっくん、来るって？」
ニコニコしながらマスターが言った。
「はい、みたいです。」
「愛されてんな〜。」
その言葉に心臓が鼓動を打ち始める。
江口さん…来るんだ。
そう思ったらまたドクンと大きく心臓が動いた。
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プシラブ(プロフ) - にくまんさん» すみません！出来ました…！ご丁寧にありがとうございます…🙇♀️ (11月1日 2時) (
レス) id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - プシラブさん» コメントありがとうございます。secretですがR18設定をしているので、プシラブさんご自身がR18コンテンツフィルタをNG設定にされているかもしれません。マイページ→設定より下部付近に18コンテンツ設定がありますのでご確認くださいませ⭐︎ (11月1日 1時) (レス) id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
プシラブ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます…！続編楽しみに待ってます…！！あとすみません…。secretが見当たらず…。まだ公開されていないというだけでしょうか…。もしそうでしたら本当に急かしている様に感じてしまうかもしれませんが、決してそういったことでないので…。 (11月1日 0時) (レス) @page43 id: 1211b73cd8 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます。嬉しいお言葉にぶるぶる震えております。近いうちに更新予定ですのでお楽しみに。 (10月31日 20時) (レス) @page45 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - サイドストーリーも続編も楽しみに待ってます🥰 (10月30日 20時) (レス) @page45 id: cd18282d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年10月23日 0時
