第44ショー ページ46
〜Aside〜
新一が相談に乗ってくれたおかげで少し元気が出た私は、話す前よりも気持ちを落ち着かせて家へ帰宅した
でも、新一が蘭以外に気になる人がいるということに疑問を抱いた
あまり深くは聞かなかったが、あの新一がよりによって蘭以外を想うなどありえないはずだった
A「一体、誰のことなんだろう」
そんなことを呟いた後に携帯の通知が鳴った
A「?誰だろう…て、園子だ。そう言えば蘭と園子にも心配かけたままだなあ…後でちゃんと説明しないと」
そう言いながら私は園子から届いたメールを確認した
そこにはまたしてもパーティーの誘いであろう内容が書かれていた
そしてよく読むと
『そのパーティーは豪華客船で行われるんだけど、また怪盗キッドが次郎吉叔父様の宝石を盗みに来るって予告状が届いたのよ!A気になってるみたいだし、一緒に来ない?』
A「て……怪盗キッド!?え、快斗がそのパーティーに来るってこと?いや、でもなんであの人はそんなに余裕があるの…」
複雑な気持ちになりつつもやはり気になって仕方なかった私は、園子にイエスの返事を送った
A「快斗のばか……私だけなのかな、こんなに想ってるのは…」
そう言ってうつ伏せに腕を組んでベッドへ寝転ぶ
かすかに彼の匂いを纏った服に胸が高鳴る
A「お風呂、入らないと」
少し惜しく感じながらもお風呂へ入った後、私は寝巻きに着替える
そして再びベッドへ腰をかけた
A「パーティーは1週間後、それまでに気持ちの整理しとかないとなあ…まあ、そもそももう会えるかなんて分からないけど」
そんなことを呟いてメールアドレスすら交換していなかったことを後悔する
もう会えないかもしれない、そんな不安を募らせながら、私は静かに目を閉じた
まだかすかに身体に残っている彼の香りを感じながら
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めぐ(プロフ) - 続編出していただけるんですか!めっちゃ楽しみです!続編頑張ってください! (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2019年5月12日 21時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 最高です! (2019年5月12日 17時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。頑張らせて頂きます。 (2019年5月12日 17時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜ノ花桜 x他1人 | 作成日時:2019年4月23日 14時