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第39ショー ページ41

〜快斗side〜









まさか急にAの話を振られるとは思わなかった









快斗「ああ、俺が駆け付けた時に丁度あの怪盗キッドが来てよ!さすが月下の奇術師だぜ、相手を黙らせてあっという間にAを助けちまった!」









俺が自分を褒め称えると青子は疑問を持つような顔をして口を開いた









青子「快斗もそこにいたの?お父さんからは何も聞いてないけど……それに怪盗キッドがどうしてAちゃんを助けるのよ?」









ピンポイントな青子の質問に俺は思わず顔を引きつった









快斗「ま、まあたまたま通りかかっただけだろ!それに俺は怪盗キッドがA連れてっちまったから、焦って追いかけたんだよ!」









青子は怪しいと言わんばかりの顔をした後にまた口を開いた









青子「ま、無事ならいいんだけどさ……快斗は…快斗は、Aちゃんのこと好きなの…?」









今まで彼女とそんな話をしたことのなかった俺は驚きを隠せなかった









快斗「…い、いきなりどうしたんだよ?おめえがそんなこと聞いてくるなんて…」









青子「……バ快斗。好きなんだよ、ずっと前からあなたのことが…」









俺は言葉を失った



確かに青子に好意を抱いてはいた



でもそれはあくまで前の話で今は幼馴染であり大切な人









快斗「…俺は」









俺が返事をしようとした瞬間青子がそれを拒むように話した









青子「青子は本気だよ、少しでもいいから考えてほしい。」









寂しげな顔をしてそんなことを言う彼女に俺は怖気ずいて言いかけた言葉を飲み込んでしまった









快斗「分かった、俺なりに考えてみるから待っててくれ」









青子「うん…ありがとう」









俺がそう言うと青子は「リビングに料理置いとくから食べて」とだけ言って帰って行った









そして俺はすっかり空気に飲み込まれたまま忘れていた



Aがその話を聞いていたことを









______________________

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めぐ(プロフ) - 続編出していただけるんですか!めっちゃ楽しみです!続編頑張ってください! (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2019年5月12日 21時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 最高です! (2019年5月12日 17時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。頑張らせて頂きます。 (2019年5月12日 17時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜ノ花桜 x他1人 | 作成日時:2019年4月23日 14時

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