第32ショー ページ34
〜快斗side〜
正直不安で仕方がなかった…
しかし、ようやく決心した彼女の言葉を振り払うことなど俺には出来なかった。
快斗「…A、本当に大丈夫なのかよ」
青子「…もう、バ快斗!あなたあの子を護るって決めたならちゃんと役目果たしなよ…っ?何大人しく言うこと聞いてカフェなんか来ちゃってるのよ。あの男の人がAちゃんを傷つけた張本人なら尚更、何かあってからじゃ遅いんだからね!」
快斗「青子……分かった。」
青子に言われて俺は目が覚めた。確かに彼女の成長は喜ぶべきことだが、それとこれとは全く別の問題なのだと。
青子「フッ…ほら、分かったらさっさと行く!グッ」
そう言って青子は俺の背中を強く押してきた。
快斗「分かってるっての!……ありがとな、青子」
そう言って俺は青子に背中を見送られながらカフェを後にした
青子「っ……私の、ばか。」
そして、彼女の想いも知らないまま……
______________________
〜Aside〜
そうして優に着いていくとあまり人目のつかない通りで立ち止まった
優「じゃあ、そこのベンチで話そうか。」
A「う、ん…」
私は何か嫌な空気を感じながらも言われる通りベンチに腰を下ろした
優「それで本題なんだけど…Aは俺のこともう嫌い?」
A「…き、嫌いって訳じゃないけど…少し、怖い…」
そうすると何故か優は不敵な笑みを浮かべた
優「怖い、ねえ……まあ、俺はAのことまだ好きだけど」
信じられない言葉に私は目を見開いた
A「そ、そんな…でも優は私のこともう好きじゃないって……」
私がそう言葉を発すると彼はまた信じられない言葉を口にした
優「あのさあ…俺が本気でずっと好きだったお前を好きじゃなくなるとでも思った?あの時、俺は本当は相澤さんとなんて付き合ってないし、それにAが悲しむ姿が妙に心をくすぐってね。もっとお前の色んな姿が見たくて、わざと傷つけた。全てが愛しくて堪らなかったんだよ……」
A「お、かしい…そんなの、狂ってるよ…!」
そして彼は勢いよく私の手首を掴んだ
435人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めぐ(プロフ) - 続編出していただけるんですか!めっちゃ楽しみです!続編頑張ってください! (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2019年5月12日 21時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 最高です! (2019年5月12日 17時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。頑張らせて頂きます。 (2019年5月12日 17時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菜ノ花桜 x他1人 | 作成日時:2019年4月23日 14時