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第29ショー ページ31

〜Aside〜









A「黒羽、快斗……」









ようやく彼の本名を知れて私は思わず笑みが零れた









快斗「な、なんだよ。そんなに変か?」









A「クスッ違うの…ごめんなさい、すごく良い名前だなって思って」









快斗「な、別に普通だろ!」









そう言って照れる彼を見た後、ようやく違和感に気づき始めた









A「そういえば……怪盗してる時とはずいぶんキャラが違うんだね?敬語も使わないし…」









そうだったと言わんばかりの顔をした彼は口を開いた









快斗「まあ…あくまであれはキャラだからな。あ、ついでに言わせてもらうとあんたと俺は同い年だぜ」









予想外の言葉に思わず息が詰まる…同い年…









A「なんかちょっと嬉しいかも…」









少々の照れを催しながら私は答えた









快斗「っ?!…と、とにかく!俺のことは快斗って呼べよ。俺はおめーのことAって呼ばせてもらうからな。」









A「い、いいけど……」









心の奥でそういえばなんで名前やら家やら知ってるのかと疑問が浮かんだが、相手は男子高校生である前に怪盗キッドであると思えば自然と気にしなくなった









A「せっかくだし屋上よりもどこかでお茶しながら話したいなー、なんて」









彼の機嫌を損ねないように恐る恐る言ってみた









快斗「あ…いいぜ別に?Aが行きたい場所に着いてってやるよ、ボディーガードとしてな」









案外あっさり答えてくれて安心した









A「快斗から誘ったんでしょー?まあ早く行こ!私のボディーガードさん?ニコッ」









私は何気なく手を引いてみた









快斗「なっ…!わ、分かったよ!」









微かに照れを隠す彼を見て満足気な私はさっさと歩き出した









奪うという言葉を思い出し話題にしたくなったがどうせならお茶を飲みながらにしようと思い、私達は屋上を後にした

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めぐ(プロフ) - 続編出していただけるんですか!めっちゃ楽しみです!続編頑張ってください! (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2019年5月12日 21時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 最高です! (2019年5月12日 17時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。頑張らせて頂きます。 (2019年5月12日 17時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜ノ花桜 x他1人 | 作成日時:2019年4月23日 14時

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