第21ショー ページ23
A「優、いるかな」
ピンポーン
ガチャ
優「…Aか。どうしたの?」
A「どうしたっていうか、相澤さんと、どうして役を組んだの?」
優「ああ、付き合ってるからね。」
理解ができなかった。予想をしていなかった言葉に思わず息を飲んだ。
ズキッ
痛い、痛い痛い痛い痛い…それだけで埋まってしまうほど、私の脳裏にはその言葉が激しく響いた。
A「どう、して?話、したのに……ポロ」
思わず、涙が零れた。
優「いや、どうしてってAが話してきたんでしょ。Aのことだから俺との関係壊すのが怖くて遠回しに言ってきたんだって分かったよ。」
A「違う、そういう意味で言ったんじゃない……私はただ2人で受かって笑いたくて……っ!」
優「……でも俺にはそうは聞こえなかった、その言葉が重く感じてあれから毎日考えてたよ。別れることなんてしなくてもいいはずなのにどうしてだろうって…そう思ったらAが俺のこともう好きじゃないんだなって思った。」
A「そんな、ことない……私は優のこと…(優「俺はもう、相澤さんのこと幸せにするって決めたんだ。自分のことを好きだと言ってくれる人を大切にしようって。Aには悪いけど俺は俺なりに悩んだ…もう、今までみたいに恋人になるのは無理だけど、幼馴染なのは変わらない。」
A「…あ、はは……そう、なんだ…」
心が酷く傷んだ。言葉が出なくなった私は「分かった、ごめんね」とだけ言って家に帰った。
A「幼馴染って、大切な人って、なんなんだろう…?分かんない…分かんないよ……」
その日から優とは素っ気なく挨拶を交わすくらいになり、お互いちゃんとした話をしないまま高校へと上がった。
しかし、その出来事は私にとって大きなトラウマとなりそれから恋愛というものに全く心が動かなくなった。
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めぐ(プロフ) - 続編出していただけるんですか!めっちゃ楽しみです!続編頑張ってください! (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2019年5月12日 21時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 最高です! (2019年5月12日 17時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます。頑張らせて頂きます。 (2019年5月12日 17時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3bbedfaffd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜ノ花桜 x他1人 | 作成日時:2019年4月23日 14時