59時間目 ページ23
千咲達と出会ってから半年が経ち弟子達は家の近くにある山でランニング中だ
そんな中私は家にある本を片っ端から読んでいた
新しい本から古い本まで揃っているうちは本好きには堪らないのだ
するとここ数年は見たことの無い古ぼけた本があった
どこか懐かしい気がする
私は思わず手を取り表紙に文字は無かったから捲ってみた
「“十二天将”？十二天将って確か安倍晴明が使役した式神で神の末席。何でここにあるの？」
十二天将の文字だけで後は白紙‥‥最後のページに何か
「“我が主の子孫よ 力ある者よ 漆黒の髪を持ち澄んだ蒼の眼を持つ者の血を我に与えよ 然すれば現れん”‥‥これって私の事？力は無いけど黒髪蒼瞳は私だけだし試すか☆」
いつも持ち歩いているナイフを取り出し少し切って白紙の部分に血を垂らす
すると本が光り呪力、いや神気が少しずつ増えていく
他の誰かに見付かる前に急いで私が今張れる最大の結界を張る
本には晴明桔梗印(ｾｰﾏﾝ)が描かれ一段と強く輝いた
光りが収まり目を開けると1人の女性がいた
天女の様に美しい女性に見惚れていたら目があった
「この結界と私を呼び出したのは貴女ですねぇ？」
言葉も出なくて頷いたら女性は綺麗に笑った
「私は貴人、十二天将の1人ですぅ。(彼女の年齢は見たところ十代前半、それでいてこの結界の精度に十二天将の中でも上位に入る私を呼び出すなんて晴明様でさえ私を呼び出したのは18の時なのに。それに彼女の中から懐かしい気配が)」
十二天将って本当にいたんだ
「貴女の名前はぁ？」
「縁、御門縁だよ貴人様」
「縁様‥‥私に名前を付けて下さいな。それと様はいりませんよぉ」
本当にいいのそれで十二天将なのに？
「水麗、かなぁ」
すると貴人、水麗は驚いた顔をしその後嬉しそうに笑った
「縁様、私水麗は貴女に忠誠を誓います。貴女なら私達を受け入れてくれると思うから」
「よく分からないけどよろしくね水麗‼」
「はい‼」
これが最初の十二天将の召喚に成功した出来事
悲劇の歯車はゆっくりと回り始めた
(その後水麗により花嫁修業をつけられ更に目標を安倍晴明を越える為水麗との陰陽師修業が始まった)
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赤く染まる世界を見る者@椛(プロフ) - 清弦のギャグもいい…あ、お初にお目にかかります、椛です。楽しく読ませてもらってますよー！イメガかこうかなーとか思ったり。笑 (2016年10月8日 13時) (
レス) id: 9040d70b09 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ミラッタ=ランカーさん» コメントありがとうございます！清弦さんカッコいいですよね！8月4日に発売される小説が楽しみです！更新頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2016年7月9日 19時) (レス) id: e75399392c (このIDを非表示/違反報告)
ミラッタ=ランカー(プロフ) - 面白いです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))清玄大好きなんで楽しくニヤニヤしながら見させてもらってます！更新頑張ってください！！ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 81d379b45a (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 【♯ 和泉凛桜 ＃】さん» コメントありがとうございます！清弦さんオチが中々無くて思わず作ったのですが喜んで貰って嬉しいです。これからも頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2016年7月2日 15時) (レス) id: e75399392c (このIDを非表示/違反報告)
【♯ 和泉凛桜 ＃】(プロフ) - この作品最高です!!清弦好きなのですが、清弦オチ作品なくて... 有難う御座います!!頑張って下さいね〜 (2016年7月1日 17時) (レス) id: 711c09fb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2016年6月28日 22時
