183時間目 ページ27
終わりの時間
皆に囲まれているあの子は少し涙目になっていて早く行かないと泣くかな
私達に気付いたあの子は駆け寄り私の足に抱きついた
「ほらほら いい子だから泣かないの〜」
抱っこしてあやしていると皆もやっと気付いた様であっという間に囲まれた
あの子はまた囲まれた為そろそろ本格的に泣きそうで私の服を強く握る
「音海さん‥‥まさか!?」
茅野さんが気付いた様でそれに私は頷き清弦は先に行ってしまった
「ははっ‥‥私と清弦の子供だよ。自己紹介できるぅ？」
そう聞くと小さく頷き私の胸から顔を上げた
「あまわか、くげん‥‥です」
最後に小さく笑い玖弦はまた私の胸に顔を埋めそして
「「「ええええええっ!!?」」」
「うん！良いリアクションだね‼」
皆の驚く顔を見れて満足な私は清弦がいる所まで行く
花壇の所に花を置き玖弦を下ろし手を合わせる
玖弦も見よう見まねでやっていた
黙祷が終わった後教室に連行され皆に囲まれた
面倒臭い事になりそうだと清弦と同じ色の玖弦の髪を撫でる
「玖弦君‥‥だっけ？本当に音海さん達の子供？」
「当たり前だよ〜私が20歳の時に出産したんだんだし」
「それはそうと半年間何してたの？連絡しても繋がらないし‥‥」
茅野さんの言葉に私は苦笑し清弦の機嫌が悪くなった
「いやぁ私、半年程昏睡状態だったみたいで先々週位に目覚めたばっかりなんだよ〜」
アハハと笑うと清弦に無言で叩かれ皆はかなり驚いていた
「あのね玖弦」「なぁに？」
可愛く首を傾げる姿にノックアウト寸前なのだが言わないと
「玖弦に妹か弟が出来るんだよ。お兄ちゃんになるんだよ」
「「「ええええええっ!!?」」」
「ほんとっ!?」「もちろん‼来年になるんだけどね」
玖弦が喜んでくれて嬉しいのだけど清弦はどうだろうかと俯いている顔を覗くと頭ががっしり握られた
「てめぇ縁〜一昨日禍野に行ってなかったかぁ〜？」
「そういえばそうだね。てか清弦さん最近私の扱い雑じゃない？」
「お前が心配させる事ばかりするだろうがぁ〜‼次黙ってたら首輪つけんぞ」
「最後の言葉は聞かなかった事にして‥‥心配かけてゴメンね清弦」
首輪をつけるって本気でしそうで怖い
謝るとため息をついて許してくれたのは良いけどまた過保護の生活が始まる
まぁそれも幸せだと思って殺せんせーに報告しよう
これで私の非日常な生活は終わるのだ
――――あと数年であの子に会える
それが楽しみで仕方無いよ
ねぇ‥‥ろくろ
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NAVA - 番外編のパスワードが全然分かりません！教えてください! (2019年1月27日 8時) (
レス) id: 809f35cc30 (このIDを非表示/違反報告)
白龍 - 私もお願いします。パスワード教えてください (2018年6月9日 19時) (レス) id: 8060fe6cc8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空色の猫 天星(プロフ) - 同じく、番外編のパスワードを教えて頂けないでしょうか、お願いします、 (2018年3月4日 0時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - 番外編のパスワード教えてください!!最初の文字だけでいいんです！お願いします!! (2017年11月22日 13時) (レス) id: 7fd2627b13 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 番外編のパスワードを教えてください！ヒントだけでも結構です！例えば最初の文字とか…とにかくよろしくお願いします！！ (2017年2月23日 17時) (レス) id: 1a7d5f6d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2016年8月21日 11時
