156時間目 ページ43
激戦の時間
偵察で突出した三村君を磯貝君が仕留め逆に罠を張り直そうと広い腹を見せた原さんを速水さんが狙い撃ち
7(赤):5(青)とお互いの戦力が半分を切りそろそろお互いの旗を奪る戦略を考える頃だ
多分カルマ君はこの状態になる事を読んで最初から作戦を動かしてきたのであろう
片岡さんや竹林君を退場させたのは青の作戦の選択肢を奪う為、その上で赤の要に配置したのはイトナ君に守られている自在に動ける移動砲台、速水さんだ
赤の旗の近くにある樹上を動き回って睨みをきかせているだけで青は迂闊に近寄れないだろう
反対側から攻めても寺坂君達の強固な防衛線を突破しなくてはならない上に結局は旗の辺りでまた速水さんの射程に入る
「‥‥と磯貝君が考えるのもカルマ君の思惑通りでしょうねぇ」
「だけど速水の強さは尋常じゃねェ。青チームは残り5人、ほぼ全員でかからなきゃ殺れねーぜ」
これから激戦が始まるのだけど肝心のアイツがいない
ここから見渡しても戦場にはいなかった、残るのは‥‥‥
「凄い所に隠れるねぇ〜渚君」
私がこれから起こる事を想定しニヤニヤしていると清弦も興味深そうに見ていた
皆は私の言っている事が分からないのか首を傾げていた
そして始まる激戦に私は獣の様に目を輝かせた
まず速水さんは奥田さんと磯貝君を撃破した後矢田さんに殺られ矢田さんはイトナ君に、イトナ君は前原君に殺られ青チームが1人の差でこのエリアを制圧した
そしてその数秒前、私と清弦、そしてカルマ君は目撃したのだった
あらゆる戦略、あらゆる攻撃、あらゆる防御、それらを全て嘲笑うように―――――
迷彩を纏った死神が瞬時に4人を葬り去るのを
それを見た私は笑いを押さえきれなかった
「ふふふ 面白いなぁ渚君って‥‥凄く興味深くて倒してみたいよ」
ああいうタイプって戦った事が無いから面白くて仕方ない
獲物を狙う目をした私に清弦は軽く頭に手刀を入れそれに私は頭を抱えた
不満げな目をした私を見て清弦はため息を吐き
「少し殺気出てたぞ縁」
「うそ‥‥？」
驚いているとどうやら前原君はカルマ君に殺られた様でどちらも残りはただ1人‼
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にゃ - 4冊目で清明を青年とか狸だとか書いてましたが、『双星の陰陽師』の清明は紅緒に似た美少女ですよね？ 修正するんでしょうか？ それともこの話では清明は男性で押し通すんですか？ (2016年10月10日 14時) (
レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
清美夜 - 続編おめでとうございます!!とっても楽しみです!!頑張って下さいm(__)m (2016年8月15日 11時) (レス) id: 104e3d8ffb (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続編おめでとうございます(*･ω･)*_ _)これからも頑張ってください！やっぱり清弦さんかっこいいです！応援してます！ (2016年8月15日 9時) (レス) id: ae17c4e2bd (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - 続編待ってました(*・∀・*)更新頑張って下さい。楽しみにしてます^∀^ (2016年8月12日 15時) (レス) id: da9a796715 (このIDを非表示/違反報告)
東堂美桜(プロフ) - 続編待ってました！更新楽しみに待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張ってください^^* (2016年8月4日 22時) (レス) id: 7952b1187d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2016年8月4日 15時
