巡り廻る縁2 ページ19
あれから何時間経ったのだろうか、気付いたら私は布団の上で寝かされていた
のそのそと起き上がり誰か居ないか探す為部屋を出た
辺りを見渡しながらさっきの出来事、ろくの事を思い出す
会いたかったろくに会えた、だけど私の事をろくに告げたら折角前を見て歩き出したろくにまた枷を付けてしまうかもしれない
取り合えずお礼を言ってさっさと家に帰ろう
一人で頷いていると、いつの間にか玄関に着いたみたいだ
さて此処まで来るのに誰も会わなかったという事は誰も居「こんな所にいたの?」‥‥たね
私を抱き上げたのは大きくなった懐かしの繭良ちゃん
「―――皆探してたんだから。お名前とか聞きたいから一緒に来てくれる?」
「‥‥う、はい」
うんと言いかけた私を気遣ってか繭良ちゃんはかしこまらなくて良いと告げ私を抱っこしたままリビングと思われる場所に行きそこにあったソファに私を下ろした
そこにはさっき会ったろくや紅緒と呼ばれた女の子、少し老けたじっさまに大人になった亮悟君、何故か前とそんなに変わらない先生、後は寮生2人とお婆さんと殆どは知っている人ばかりだ
子供の私に合わせてかオレンジジュースと煎餅を出してくれたのだけど煎餅って渋いね
「君のお名前は?」
繭良ちゃんが優しく聞いてくれるのは嬉しいけど、どういう事なのか私の名前って前世と全く同じなんだよね面倒な事に
「‥‥未央、凛堂未央」
「「「「「―――ッッ!?」」」」」
私の名前に反応したろく達は漢字も確認するけど残念な事に全く同じです
何やらコソコソするろくと繭良ちゃんは置いといた先生達は家族の事等色々と質問してきた
私の今の両親は結婚十周年とかでデートするらしく留守であり親戚もいないので歳の割には落ち着いている私に留守番を任せたのだ
難しい顔をする先生達を見ながらジュースを飲んでいると愛しのあの声が聞こえた
にゃおーん「ん?こんな所に猫?」
「迷い混んだのか?」
一匹の黒猫が何処から入ってきたのか入り口に座り込んでいた
「黒麿ちゃんッ‼」「「「「「‼」」」」」
私は急いで黒猫、黒麿ちゃんに駆け寄り抱き締めた
「ごめんね、ご飯の時間過ぎてたよね!?」にゃー
私が必死に黒麿ちゃんに謝ってるとふと後ろを振り返った
振り返るとニンマリしているろく達
「どういう」「事か」「説明して」「貰おうか」「なぁ未央」
あり?絶体絶命って感じですかな?私
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サクサク(プロフ) - すっごい良かったです( ^ω^ )あまあまでお願いします(*≧∀≦*) (2017年9月16日 22時) (レス) id: 47ab031b03 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - リクエストで、勘ちゃんお願いしてもいいですか? (2017年9月16日 22時) (レス) id: 47ab031b03 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - リクエストで、土御門有馬様をお願いします! とても甘いのお願いします!m(__)m (2017年1月20日 19時) (レス) id: e8a630efc5 (このIDを非表示/違反報告)
黒蓮(プロフ) - リクエストお願いしてもいいですか?婆娑羅の神威と夢主の恋愛をお願いします!か、かなり甘めで/// (2017年1月8日 2時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
天馬イチズ - ヤバイめっちゃ面白い!続きが早く見たい! (2016年12月29日 19時) (レス) id: 8aa5a985ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2016年11月2日 0時