▽ 特急電車 ページ43
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side 照美
ホーリーロードの最中で、木戸川清修中の監督として 千変万化する日々を送っていたある日。
任された仕事が終わらず、あと１０分程で真夜中になるという時間帯に、僕は帰宅する為、特急電車に乗っていた。
ウトウトしながらも、5日後に控える試合の戦術を考えていた。
( 貴志部君は…こっちに回って貰って、ここで新たなタクティクスを… )
そんなことを考えていると、途中の停車駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始め、
「すみません。」
と、僕は男に話しかけられた。
「…？はい」
「貴方の年齢は24歳ですか？」
「え…？」
男は、僕を不安そうな面持ちでジッと見つめてくる。
「…そうですが…何故、分かったのですか」
僕が聞き返しても、男は不安そうな面持ちのまま無視をして、また別の人に話しかけた。
「貴方の年齢は４５歳ですか？」
「そうですけど……」
「貴方は６２歳ですね？」
「どうしてわかったんだ…？」
「そして…貴方は20歳ですよね？」
「えっ…？はい…」
そんなやり取りを繰り返していく。
どうやらその男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるようだ。
次の停車駅までは、まだ１５分以上ある。
僕を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「貴方は５０歳ですか？」
「そうですが、あと５分で日付が変わったら、５１歳になるんですよっ」
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。
その時、年齢を当てていた男の顔が青くなり、身体はガタガタと震えていた。
…
「助けてですって？誰が貴方のことを助けるのよ」
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◎SaE(プロフ) - 氷浦メグ本アカさん» リクエストありがとうございます。士郎もアツヤも一応出ていますが、追加という形で宜しいですか？ (2019年9月29日 5時) (
レス) id: 522d62b950 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ本アカ(プロフ) - それではリクエストです。士郎とアツヤのどちらかだして貰えますか？ (2019年9月28日 12時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
P - いつも楽しみです。これからも頑張ってください！応援してます。 (2019年9月23日 22時) (レス) id: aa3bc5380b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎SaE | 作成日時：2019年3月26日 15時
