プロローグ さとみside ページ4
俺はその日、いつも通り、とあるゲームの動画を撮ろうとしていた。
そんなとき、電話がかかってきた。
…母からだ。
さとみ「どうしたの、母さん。」
母「あんた、女の子、預かれる?」
さとみ「……は?」
何を急に言うんだ、母は。
俺は訳が分からなくて話を聞いてみた。
母によると、母の遠い親戚が飛行機事故で帰らぬ人となったが、一人、孫が生きているらしい。
その子は地元を離れたくないと周りに常々言っていたらしく、家が近い俺に声をかけたんだけとか。
その子の名前は、木葉Aちゃん。
さとみ「まぁ、もう一人ぐらいは住めるけど、俺…一応実況者なんだけど…」
母「そのくらい、大丈夫でしょ。なんか危険な道具とかは無いんだから。」
さとみ「…チームのリーダーに話してみるよ。」
母「お願いね。」
お人好しな母らしいお願いだ。遠い親戚ということは、薄いといえど血も繋がっているだろう。その事もあいまって、見捨てられなかったのかもしれない。
ななもりさんに話すと、すごいびっくりしてた。
許可もくれたし、葬式も一緒にいくと行ってくれた。心強い。
葬式の日。
Aちゃんはすぐ見つかった。
綺麗なストレートの髪、中学生らしい可愛らしい顔立ち。
あと、細すぎる体。身長に体重が合っていなさそうだ。
食事会の時に話そうと思っていたが、部屋にいない。
葬式会場か?と思い、ななもりさんと足を運ぶ。
案の定、Aちゃんはいた。
彼女のお兄さんの顔を覗いて、泣いていた。
その時、誰かに手紙を渡されていた。
読んでいるときは涙も流さず、無表情で。
普通、泣くよな?多分、これからも頑張ってね、みたいな内容だと思うのだが。
ななもり「…不思議な女の子だね。」
他の子と、何かが違うのか?
…とりあえず声をかけよう。
さとみ「ごめん、ちょっといいかな?」
振り返った顔は、ひどく悲しそうだった。
61人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼空 - 乃猫さん» 凄いですね!私、金欠で10枚しか買えなくて…。るぅとくん以外の甚平と水着の全員、莉犬くんのが出ましたw (2019年10月6日 17時) (レス) id: 3f6e9004cf (このIDを非表示/違反報告)
乃猫(プロフ) - 蒼空さん» わたしは2日目にめっちゃやってそのひにころちゃんの法被?と全員二枚以外は揃いましたww (2019年10月6日 13時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - 乃猫さん» はい!もちろん買いに行きましたよ(*^^*) (2019年10月6日 12時) (レス) id: 3f6e9004cf (このIDを非表示/違反報告)
乃猫(プロフ) - すとぷりのブロマイドもやってますよね〜(*´ω`*) (2019年10月5日 13時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - おばかさん» お優しいですよ(`・∀・´) (2019年10月4日 6時) (レス) id: 3f6e9004cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼空 | 作成日時:2019年7月29日 8時