東京校のキラー3【呪術廻戦】

6 ページ13

・











太陽が照りつけるグラウンド












『最近どう？』













月雅は少し遠くで騒ぎあっている4人＿＿虎杖、釘崎、五条、夏油＿＿を見つめていた










彼女の横には伏黒の姿














伏黒｢どう…って｣








『じゃあ初めに甚爾君のこと』








伏黒｢いきなりぶっ込みますね｣









『遠回りしてもしょうがないでしょ？』














ああ、この人はこんな人だった








伏黒はそう思った

しかし不思議とイラつきはしなかった











伏黒｢たまに帰ってきますよ








…海外でも日本(コッチ)でも女は居ないみたいです｣










『それは良かった







女遊びなんかしてたら止めるからね』











伏黒｢(止める…？)｣













月雅はフフフと笑って｢2つ目｣と言って指を2本立てる









『津美紀は元気？』





伏黒｢元気、です｣













伏黒の脳内に浮かぶのは1つ上の姉












高校の可愛らしい制服を着て嬉しそうに笑う姿が思い出される















伏黒｢そう言えば






Aさんに会いたいって言ってましたよ｣







『それは嬉しいな













津美紀の料理美味しいし

また食べに行ってもいい？』











そう言って伏黒の顔を覗き込む月雅



急な距離の近さにそっぽを向く伏黒に彼女は笑った











伏黒｢津美紀は嬉しがると思います｣









『それもとっても嬉しいけど



























恵は？』








































伏黒｢＿＿＿＿＿＿＿＿え？｣

































『恵は嬉しくない？』







































月雅 Aは自分より一枚上手の女だ




伏黒は毎回そう思っている
















強くて美しくて






自分の気持ちを分かっていても言わせてくるあたり









ああ、この人は＿＿＿＿








































｢ずるいでしょ…｣





『フフ、なんのことかな？』




















































｢………………嬉しいに決まってる｣









・

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す