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神明Aがその報告を聞いたのは
両親と文の墓参りをしているときだった
山奥にある木漏れ日が射し込む
いかにも神聖と言える場所に
彼らの墓は建っていた
手を合わせて目を瞑る
____訪れるのは静寂
『…なんの用?
ここに来るとは思わなかったんだけど
傑』
夏油「やあ」
『アレは本心か?』
夏油「勿論」
『…』
夏油「気にするな
私が私で決めたことだ」
『そーかよ』
そう言って神明は腰を上げる
夏油「一応聞くが
私と一緒に来る気はない?」
『ヤダね』
最初から分かってることを聞くな
と言う神明に夏油は「ワンチャンだよ」と笑った
夏油「それじゃあ用もなくなったし
お暇させてもらおうかな」
そう言って背を向けて歩き出した夏油
『傑』
夏油「…」
『俺は守りたい人を守りたい
大切な人を、俺は守りたかった』
夏油「守りたかった、じゃなくて
守るんだろう?」
『っ…』
そう笑った夏油はもう何も言わず去っていった
『オマエも大切な人の1人だった…!!』
とめどなく流れる涙を拭ってくれる人は誰もいなかった
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sol(プロフ) - 未那さん» 嬉しいですありがとうございます(;;)これからも語彙力ないなりに頑張っていきます…!!! (2022年2月23日 17時) (レス) id: 78ebe540ca (このIDを非表示/違反報告)
未那(プロフ) - 最高でした!!!!映画見てきたからか泣きそうになりました([(続きもものすごく楽しみにしてます!!!!! (2022年2月22日 13時) (レス) @page49 id: abf4bd5443 (このIDを非表示/違反報告)
おひな(プロフ) - ひっくり返してきてください(は?)この作品大好きなので更新楽しみにしてます☺️ (2022年2月21日 10時) (レス) id: fb3fd917e6 (このIDを非表示/違反報告)
sol(プロフ) - やまはさん» えええ嬉しすぎますありがとうございます!!これからも評価よろしくお願いしま(殴) (2022年2月20日 20時) (レス) id: 78ebe540ca (このIDを非表示/違反報告)
sol(プロフ) - どらさん» え、え、愛してます(?) (2022年2月20日 20時) (レス) id: 78ebe540ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sol | 作成日時:2022年2月10日 22時