尊敬できる神明先輩〜過去編〜【呪術廻戦】

23 ページ25

・






五条｢でもさー






呪詛師｢Q｣は分かるけど



盤星教の方はなんで少女(ガキんちょ)殺したいわけ？｣





プシュ、とプルタブを開けながらそう言う五条





夏油｢崇拝してるのは純粋な天元様だ







星漿体…つまり不純物が混ざるのが許せないのさ｣






『でも盤星教って非術師の集団でしょ？




じゃあ警戒するのは｢Q｣か』






夏油｢その通り｣





そう言いながら夏油はAの頭を撫でる





五条｢まぁ大丈夫でしょ




俺達最強だし｣





｢だから天元様も俺達を指名…








何？｣





ジーッと見つめてくる夏油に五条は疑問符を浮かべる






夏油｢悟






前から言おうと思ってたんだが｣







｢一人称｢俺｣はやめた方がいい





特に目上の人の前ではね




｢私｣最低でも｢僕｣にしな｣






天元様にも会うかもしれないわけだし


そう付け足す夏油に





五条｢あ"？｣






と答え、手の中にあった缶を


ミニチュアサイズまで潰した五条





『ざまぁみろ悟！』





いい気味だ、と思っていたA






しかし



夏油｢A、君もだ






目上の人にはちゃんと｢さん｣付けして


敬語に直した方がいい｣





『なんでだよ



傑！』






夏油｢歳下にも歳上にも怖がられにくい｣





その言葉に五条と神明は｢嫌なこった｣と呟いた







『あ』






Aが上を指さして言葉を発した瞬間



ビルの上層からボン、という爆発音




夏油｢！｣

五条｢お？｣






さらに燃え上がる部屋の一室




『すっごい燃えてるな〜』




五条｢これでガキんちょ死んでたら俺らのせい？｣







夏油はズズズ、と呪霊を出す準備をし出す







『ん〜？




あ』





五条｢あ？｣









『あの子じゃねーの？












星漿体』










・

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す