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初めて見た時、綺麗な人だなと思った
傷みを知らない黒髪も
青空を映したようなその瞳も
花が咲いたように笑う顔も
鈴のような優しい声も
多分、一目惚れだった
吊り橋効果とか、あの籠った夏の暑さのせいでも
そんな陳腐なものではなくて。
まるで運命が、俺を。
Aさんと結びつけたかのように感じるほどだった
警察に所属したのは9割方下心だった
と言っても肝心な彼女がやめていたり、またロス市に戻ってくることなんて、ただの賭け事にしか過ぎなかったけれど。
扉を開けてその黒髪が視界に入った時、とんでもなく興奮した
これは下心ではなく、ぶわっと、なんて表現すればいいのか分からんけど。
だからこそ、バディ交代と聞いた時に焦慮にとらわれた
Aさんとの繋がりが消えることが嫌だった
最も、律儀な彼女なら元バディだった俺を覚えててくれるかも知れない。けど、それでも。
出来ることなら一生隣にいたい
1度彼女がロス市を離れた時に、閉じ込めようかとも考えた
でもそんなの、彼女は望んでいない
だから俺が考えた中で一番合法的だったのが警察へのジョブチェンジ
上手く距離も詰められて仲良くなれた、気がしたんやけどな
｢あーあ〜……｣
彼女のいない毎日がこんなにもつまらないなんて。
大好きな青空も、今は見ていると何処と無く寂しい気持ちになる
多分、Aさんの瞳に似てるから。
見たくなくて、目元を腕で塞ぐ
｢お、だるじゃん！｣
drm｢おー、ローレンか｣
近づいてくる足音と耳慣れた声
腕を退けるとやっぱり鮮やかな赤髪を靡かせながら"おいす"、と笑いながら俺の隣に座ってきた
drm｢何してんの？｣
lrn｢ふっつーに車直して貰ってた｣
指さした先はイグナス
うわ、かっけぇな〜
lrn｢だるは？珍しいじゃん1人とか｣
drm｢休憩〜…｣
ローレンは｢ふぅん｣と意味ありげな返答をした
lrn｢警察、楽しい？｣
drm｢アー、ｳﾝ｣
何となく若干の気まずさを感じたが、それは杞憂に終わった
ローレンの方を見るとただただ屈託のない笑みを浮かべていた
｢だるさ、もっかいギャングしようや｣
それは今の俺にとって、魅力的すぎる勧誘だった
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みぃた - 最近だるさんにはまってきているのですごく読んでいて楽しくって面白かったです！！応援してます！ (5月1日 15時) (
レス) @page36 id: 79fc2d292f (このIDを非表示/違反報告)
月雫(プロフ) - 新作おめでとうございます。これからも楽しみにしてます！！今回の作品もドキドキワクワクしてます！ (1月4日 14時) (レス) id: 1246e374b9 (このIDを非表示/違反報告)
wn(プロフ) - 新作おめでとうございます！いつも大好きなお話ばかりで嬉しいです☺️これからも更新楽しみにしております🤍 (1月1日 14時) (レス) @page7 id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sol
| 作成日時：2024年1月1日 3時
