恋のlessonしませんか？ (ページ30)

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臣くんの小さな寝息……私だけが知ってるんじゃないけど…独り占めしてるみたい。
あっ、そうだ電車だったんだ。此処……周りはFanの子が多い。
私みたいな普通の目立つ事もない子が臣くんの

傍に居ていいのかな⁉

今は、二人でいられるけど……。
みんな何で騒がないのかな⁉私達の事知ってるのは隆二くんだけだよね⁉

『臣くん。もうすぐ次の駅なんだけど… 』

「ん⁉ とりあえず会場戻るから‼ ｣

『えっ⁉あのでも終電この電車で…帰れなくなるんですけれど……

「じゃ、俺と一緒にホテルに泊まればいいじゃん！｣

そんな事大きな声で言わないでよ‼周りはFanの子ばっかなんだよ。もしかしたらマスコミの人達だっているかもしれないんだよ⁉
臣くん自分がどれだけ凄い人か分かってる⁉

臣くんの言葉･行動にドキドキハラハラ。私が小心者だから……目の前の臣くん見ながら回りをキョロキョロしてしまう。

『そんな事出来ないよ！とりあえず、駅もうすぐなんで降りますから。』

ドキドキハラハラしてるの私だけ⁉
臣くん全然そんな素振りみせてない。私、臣くんと本当に付き合っていけるのかな⁉
芸能人の人と付き合うって凄い事だと思う。
彼の傍にいたいなら色々我慢しなきゃいけない事だってある。自分が被害に合う事もあるだろうし……。
考えたらキリがない。もう前に進むしかない。
離れてもきっと離れられないそんな人なのかな⁉

「ごめん。どうしても会いたくて…… ｣

『えっ⁉ 』

「こんなに人を好きになったの初めてなんだ… ｣

『臣くん……。私もだよ。ただ、違うのは私はFanから臣くんの事を好きになった事くらいだよ……。』

「 A……。メンバーに紹介していい⁉ ｣

『えっ⁉それは……私でいいの⁉ 』

「あぁ｣

電車の中って事忘れて私達は見つめあって笑ってた。