恋のlessonしませんか？ (ページ27)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:14,533 hit

lesson27 ページ27

Liveの余韻に浸ってる間もなく電車に乗っていた。
臣くんに何も言わずに帰ってきたけど……。
マスコミ関係者席の距離も近いし……。
じっとしてると怪しまれるんじゃないかと思って……席を足ってしまった。

『きっと、臣くんにまくしたてられるんだろうな……。さっきもまくしたてられたもん。』

電車の窓越しの景色をぼぉ～と見てると回りの女の子達がボソボソ話し始める。

「ねぇ。あれって臣くん⁉ ｣

「うそ。違うって‼ ｣

臣くん⁉そんなわけ……。ない…だって今頃…打ち上げでしょ⁉
でも、確かに似てるんだよね。
あの人だけ何かオーラが違うんだよね。確かに……。
その彼が私に近づいて来た。
うわぁ。どうしよう⁉私何かしたっけ⁉

「次の駅で降りるから……。｣

この声⁉私の耳もとで囁いた彼は私の隣に座った。

『 ……はい…… 』

言われた通りしないと、きっとまくしたてられる。
臣くん……なんで私が帰った事知ってるの⁉

「なんで⁉黙って帰るんだよ⁉岩ちゃんに聞かなかったら俺Aと合わずに東京に帰ってたんだぞ‼ ｣

岩ちゃん⁉岩田さん私の隣だったんだ。
ありがとうって言うべき⁉余計な事してくれたなって思うべき⁉
隣の臣くんを見ればウトウト。横顔可愛いな。

『臣くん…風邪ひいちゃうよ⁉ 』

　

「ん⁉ ｣

臣くん。薄着だ……私追っかけて来たから……。

『ごめんね。風邪ひいたら…… 』

「そんなやわな身体してないって‼ ｣

臣くん、声が大きい。もうばれてると思うけど…。Fanの人達が良い人達ばっかで良かった。
ってか私は何処へ連れて行かれるんだろう。
隣で眠ってる臣くんに肩を貸してあげてそっと臣くんの頭を撫でた。